木彫りの蛇が登場 入船公園の所長が自作
入船公園(菅野光喜所長)の管理事務所前に、今年の干支「巳」にちなんだ蛇の木彫り像が飾られている。
菅野所長が毎年の干支をモチーフに自作しているもので今回で6体目。「十二支もようやく半分まで来ました。毎年ハードルが高くなり、構図などを考えるのが本当に大変」と笑顔で話す。
木彫り像は1本のシラカシの木からチェーンソーで制作。高さ約1・6メートルで、10日間ほどで完成させた。
辰との違いに苦戦
今回の製作にあたっては「昨年の辰(龍)との違いをどう出すか苦労した」と菅野所長。龍では鱗の表現に細部まで力を注いだが、今回は蛇のしなやかさを表現するために細かなやすりも使って丁寧に仕上げた。「ぜひ違いを楽しんでほしい」と蛇に加え、龍の木彫り像も飾っている。
菅野所長は「こだわった胴体の部分など気軽に触ってもらえたら。蛇は縁起物としても伝えられているので、モニュメントの前に縁起が良さそうなものも並べてみました。ぜひ一度ご来園ください」と呼び掛けている。