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大人になって数十年ぶりに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観たマーティ役「僕はなかなかうまくやっているな」

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映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作で主人公マーティ・マクフライ役を演じたマイケル・J・フォックスが、1986年以来、初めて第1作を見た最近の感想を語っている。

2023年の米のインタビューで、「出演作を見返すことはありますか?」と質問されたフォックス。「偶然であれば」見ると述べ、「数年前のクリスマス」にテレビで流れていた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)を鑑賞したことを明かした。

「家族とリビングでツリーの飾り付けをしていて、僕はキッチンにクッキーを取りに行ったんです。20分ほど戻らなかったので、家族は “マイケル、どこにいるの?” と言っていました。その時、僕は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のオープニング・シーンを見て、テレビの前で立ち止まっていたんです。1986年以来見ていなかったので、そのまま見続けました。」

(C)1985 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.

(C)1985 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.

そんなフォックスの姿を見に子供たちがやって来たものの、すぐに飽きて去っていったそう。しかしフォックス自身は、マーティ役を演じた若き日の自分に感心していたという。「僕は(妻の)トレイシーにこう言いました。 “この映画で僕はなかなか上手くやっているな” と。そんなことを言ったのは初めてです」。

もっとも、フォックスは演技力を自賛したわけではなく、この作品で演技をこなす自分を誇りに感じたのだという。

「僕は、“この映画に出演した自分を評価したことがなかったんだ” と妻に伝えました。だから、“上手い”というのは、僕が素晴らしい役者だという意味ではなく、最高の映画を進めるために必要なダンスステップをきちんと踏んでいた、という意味です。」

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、フォックスを一躍 “映画スター”へと押し上げた出世作だ。しかし制作当時は、当初マーティ役を演じる予定だったエリック・ストルツが降板し、急遽フォックスが起用されたことや、主演を務めたシットコム「ファミリータイズ」との同時撮影で疲れ果てていたことから、自身の演技には不安を抱えていたという。しかし、長い年月を経て、ようやく本作を再訪したことで、初めて自分の成果を評価できるようになったようだ。

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