『ワイルド・スピード』の見る順番はこれ!公開順・時系列、スピンオフを含むシリーズ全作品のあらすじを解説
ド派手なカーアクションと「ファミリー」の熱い絆で世界中のファンを魅了し続ける『ワイルド・スピード(ワイスピ)』シリーズ。作品数が多く、どこから見始めればいいか迷っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、初めて『ワイスピ』を観る方にも分かりやすいように、おすすめの視聴順である「公開順」と、物語の流れを重視した「時系列順」の2パターンを、各作品のあらすじと共に徹底解説します!
おすすめは「公開順」! サプライズを最大限に楽しもう
ワイスピシリーズを楽しむうえで、最もおすすめなのは「公開された順番」で観ることです。
このシリーズは物語の時系列と公開順が一部異なっており、特に3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』は、時間軸の上では6作目『EURO MISSION』の後の出来事となります。
しかし、だからこそ公開順で観ることに大きな意味があります。3作目を先に観ているからこそ、6作目のエンディングで明かされる衝撃の事実が「あのシーン」に繋がっていると分かり……といったサプライズを最大限に味わうことができます。 このリアルタイムでシリーズを追いかけるような「ライブ感」こそが、ワイスピの大きな魅力。まずは公開順で、ドミニクたちの物語を追いかけることをオススメしたいです。
ワイルド・スピードの見る順番【公開順】
まずは基本となる公開順です。スピンオフ作品も含めて紹介します。
・ワイルド・スピード (2001)
・ワイルド・スピードX2 (2003)
・ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (2006)
・ワイルド・スピード MAX (2009)
・ワイルド・スピード MEGA MAX (2011)
・ワイルド・スピード EURO MISSION (2013)
・ワイルド・スピード SKY MISSION (2015)
・ワイルド・スピード ICE BREAK (2017)
・ワイルド・スピード/スーパーコンボ (2019) ※スピンオフ
・ワイルド・スピード/ジェットブレイク (2021)
・ワイルド・スピード/ファイヤーブースト (2023)
ワイルド・スピードの見る順番【時系列順】
物語の時系列に沿って観たい方は、以下の順番がおすすめです。3作目『TOKYO DRIFT』の位置が大きく変わるのが特徴です。
・ワイルド・スピード (2001)
・ワイルド・スピードX2 (2003)
・ワイルド・スピード MAX (2009)
・ワイルド・スピード MEGA MAX (2011)
・ワイルド・スピード EURO MISSION (2013)
・ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (2006)
・ワイルド・スピード SKY MISSION (2015)
・ワイルド・スピード ICE BREAK (2017)
・ワイルド・スピード/スーパーコンボ (2019) ※スピンオフ
・ワイルド・スピード/ジェットブレイク (2021)
・ワイルド・スピード/ファイヤーブースト (2023)
シリーズ全作品のあらすじ&見どころ
1. ワイルド・スピード (2001)
あらすじ
多発する高級品を積んだトラックの強奪事件。その犯人を追うため、警察官のブライアン・オコナーは、ストリートレースの世界に潜入する。そこで彼は、カリスマ的レーサーのドミニク・トレットと出会い、その妹ミアに惹かれていく。任務と友情、そして芽生えた愛情の間で、ブライアンの心は揺れ動く。
見どころ
記念すべき第1作。潜入捜査官ブライアンとカリスマレーサー・ドミニクの関係性を描くサスペンスアクション。ここから始まる「ファミリー」の物語の原点です。
2. ワイルド・スピードX2 (2003)
あらすじ
前作でドミニクを逃がし警察官の職を失ったブライアン。マイアミでストリートレーサーとして名を上げていた彼は、麻薬密売組織への潜入捜査を依頼される。相棒として選んだのは、幼馴染のローマン・ピアース。2人は再び危険な世界へと足を踏み入れる。
見どころ
ブライアンが主人公となり、後のシリーズで重要な役割を果たすローマンとテズが初登場。前作の雰囲気を引き継ぎつつ、コンビものとしてのアクションが楽しめます。
3. ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (2006)
あらすじ
アメリカで問題を起こし、東京に住む父のもとへ送られた高校生ショーン。彼は、立体駐車場で行われる非合法なレースで「ドリフトキング(D.K.)」を名乗るタカシと出会い、ドリフトの世界に魅了される。謎の男ハンと出会い、ドリフトの腕を磨いていくが、やがて大きな争いに巻き込まれていく。
見どころ
舞台は東京。主人公も一新され、ドリフトアクションがメイン。後のシリーズの重要人物となるハンが初登場します。物語の時系列的には6作目の後に位置する作品です。
4. ワイルド・スピード MAX (2009)
あらすじ
恋人レティの死を知り、復讐を誓うドミニク。一方、FBI捜査官となったブライアンは、国境を越える麻薬組織を追っていた。別々の道を歩んでいた2人だったが、同じ事件を追う中で再会。再びタッグを組み、巨大な悪に立ち向かう。
見どころ
1作目のオリジナルメンバーが再集結!ここからシリーズの方向性が、ストリートレースから大掛かりなカーアクションへとシフトしていきます。
5. ワイルド・スピード MEGA MAX (2011)
あらすじ
国際指名手配犯となったドミニクとブライアン。彼らは自由を取り戻すため、ブラジルの裏社会を牛耳る悪徳実業家から1億ドルの現金強奪を計画する。過去のシリーズから仲間たちが集結し、ドリームチームを結成。しかし、彼らの前には最強の捜査官ルーク・ホブスが立ちはだかる。
見どころ
ドウェイン・ジョンソン演じるホブスが初登場。ドリームチームによる強奪作戦は爽快感抜群で、シリーズの人気を決定づけた一作です。
6. ワイルド・スピード EURO MISSION (2013)
あらすじ
大金を手に入れ、平穏な生活を送っていたドミニクたちの前に、捜査官ホブスが現れる。彼は、元エリート軍人ショウが率いる犯罪組織を壊滅させるため、ドミニクたちに協力を要請。ドミニクは一度断るが、ホブスが見せた写真には、死んだはずの恋人レティの姿が写っていた。
見どころ
衝撃の展開と、戦車まで登場する規格外のアクションが満載。エンディングは3作目『TOKYO DRIFT』へと繋がり、シリーズの時系列を大きく揺るがします。
7. ワイルド・スピード SKY MISSION (2015)
あらすじ
オーウェン・ショウを倒し、平穏な日常を取り戻したファミリー。しかし、オーウェンの兄であり、最強の殺し屋デッカード・ショウが復讐のために動き出す。東京でハンを殺害したデッカードの魔の手は、ドミニクたちにも迫っていた。
見どころ
ジェイソン・ステイサム演じる最強の敵デッカード・ショウが登場。空を飛ぶ車など、もはや「なんでもあり」なアクションは必見。主演のポール・ウォーカーの遺作でもあり、感動的なラストシーンは涙なしでは観られません。
8. ワイルド・スピード ICE BREAK (2017)
あらすじ
レティと平穏な日々を過ごしていたドミニクの前に、謎のサイバーテロリスト、サイファーが現れる。彼女によって仲間を裏切ることを強要されたドミニクは、ファミリーの敵となってしまう。ドミニクの裏切りの裏に隠された真実とは?
見どころ
まさかのドミニクが敵に!ファミリーの絆が試される展開と、氷上での潜水艦とのチェイスなど、さらにスケールアップしたアクションが見どころです。
9. ワイルド・スピード/スーパーコンボ (2019) ※スピンオフ
あらすじ
犬猿の仲である元捜査官のルーク・ホブスと、元殺し屋のデッカード・ショウ。決して交わるはずのなかった2人が、世界を脅かす殺人ウイルスを巡り、不本意ながらもタッグを組むことに。彼らは人類の未来を救うことができるのか。
見どころ
ホブスとショウが主役のスピンオフ作品。本編とは一味違う、2人の軽快な掛け合いとド派手なアクションが楽しめます。
10. ワイルド・スピード/ジェットブレイク (2021)
あらすじ
息子と静かに暮らしていたドミニクの前に、実の弟ジェイコブが敵として現れる。かつて袂を分かった弟は、世界を破滅させる計画を企んでいた。さらに、死んだはずの仲間ハンの復活など、ファミリーの過去に隠された謎が明らかになる。
見どころ
ついに舞台は宇宙へ!ドミニクの過去が明かされる重要な一作であり、ハンの復活の真相も描かれます。
11. ワイルド・スピード/ファイヤーブースト (2023)
あらすじ
かつてファミリーが倒した麻薬王レイエスの息子ダンテが、10年の時を経て復讐のために現れる。ダンテの巧妙な罠によって、ファミリーは世界中に指名手配されてしまう。仲間たちが次々と窮地に陥る中、ドミニクはダンテの狂気から家族を守り抜けるのか。
見どころ
最終章の幕開けとなる本作。ジェイソン・モモア演じる狂気のヴィラン、ダンテの存在感が圧倒的。衝撃的なラストで次作への期待が高まります。
おわりに
どの作品から観てもド派手なアクションは楽しめますが、公開順に観ることで「ファミリー」の絆の深まりや物語の繋がりをより一層感じられるはずです。
ぜひこの機会に、『ワイルド・スピード』の世界に飛び込んでみてください!
[文/失野]
