広島の街が祭りに染まる!縁起物とグルメ露店がずらりと並ぶ「胡子大祭(えべっさん)」
広島市中区にある胡子神社と中央通り一帯で、2025年11月18日(火)から「胡子大祭(えべっさん)」が始まりました。
【写真】商店街の通りが人出で埋め尽くされる「胡子大祭」の様子
商売繁盛を願う祈祷と、福を呼ぶ縁起物「こまざらえ」
江戸時代初期から約400年も続く胡子大祭は広島三大祭りのひとつに数えられ、広島の商い文化を象徴する存在として広島市民に親しまれている毎年恒例イベントです。
祭りの開催は11月20日(木)までの3日間。商売繁盛の守り神で知られる胡子神社では祓い清めの祈祷が行われ、周辺の露店では福を招く縁起物として人気の「こまざらえ」が売り出されて、景気向上や家内安全を願う参拝者たちがこぞって買い求める光景が見られます。
毎年、色とりどりの飾り付けが施されたこまざらえは、商売人にはもちろんお土産としても喜ばれる人気の品です。
中央通りは露店で賑わい、最終日は歩行者天国に
祭り期間中、中央通りの歩道沿い一帯には多彩な露店がずらりと並び、食べ歩きや買い物を楽しむ人々で大いに賑わいます。
最終日の11月20日には歩行者天国が実施され、今年も神楽の上演や太鼓競演などの実施が予定されています。
広範囲で盛り上がる中心街 延べ30万人が訪れる一大イベント
例年、胡子大祭には延べ約30万人が訪れており、胡子神社があるえびす通りや中央通りはもちろん、繁華街の流川エリアや本通りなど周辺エリアにも多くの人出が波及し、中心部一帯がお祭りの活気で盛り上がります。
参拝目的だけでなく、「祭りそのものの雰囲気を楽しみたい」と足を運ぶ人も多く、地元住民から観光客まで幅広い層が訪れる広島の代表的なイベントです。
「祭りを通じて人と街をつなぐ」をテーマに、広島市中心部で伝統と賑わいが交差し、大いに盛り上がる3日間です。