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青森駅前で芽吹く〝雪割りチャリ〟に19万人が春を予感 「糖度が増しそう」「ちゃんと収穫して貰えよ~」

Jタウンネット

「肝助のしじみちゃん本舗(公式)」(@shijimi4438)の投稿より

2025年2月17日、青森県であるものの〝芽吹き〟が観測された。


【もうすぐ春…なのか? 19万人に予感与えた〝芽吹き〟 話題の投稿を見る】


いったいこれは何だろう?  ずいぶん深く雪が積もっているようだ。

そこから飛び出すのは......買い物カゴの付いた自転車のハンドル?

投稿には、こんな呟きが添えられていた。

「今年も青森駅まえの自転車畑では、春にむかってすくすくと自転車の芽が顔を出しはじめています」

なるほど、青森駅前の自転車置場かなにからしい。

投稿者は、「肝助のしじみちゃん本舗(公式)」(@shijimi4438)。青森産のシジミで作る大和蜆純粋エキス「肝助」などを製造販売する企業の公式アカウントだ。

このポストには、なんと19万件の「いいね」(2月18日時点)が寄せられるなど大きな話題に。Xにはこんな声が寄せられている。

「ハンドルがちょこっと見えたかなーくらいの時に天ぷらにすると美味いんスよね」 「糖度が増しそう」 「出荷まであと2~3ヶ月かぁ」 「天然物の自転車は鮮度が違いますからね」 「春になるのが楽しみですね」 「雪割りチャリ」 「風物詩だわ」 「チャンと収穫して貰えよ~」

往年のアイドル・キャンディーズのヒット曲の歌詞をそっくりつぶやくXユーザーもいたが、大人の事情もあって、引用するのは差し控えたい。まるで雪の下から顔を覗かせた山菜を見つけたような、はしゃぎようである。ま、それだけ、今シーズンの最強寒波は凄かった、ということだろうか。

青森駅前の〝雪割り自転車〟に注目した、肝助のしじみちゃん本舗のX担当者に詳しい話を聞いてみた。

今年、ひときわ美しく見えた

肝助のしじみちゃん本舗は、しじみの煮汁を粉末化した栄養食品から始まった青森市の企業で、今年で発売27周年を迎える。大和蜆純粋エキス「肝助」は、お酒好きの方の間では人気が高いという。他にも青森県のしじみ産地(十三湖・小川原湖)で獲れたヤマトシジミを即席みそ汁などの加工食品にして販売しているそうだ。

青森駅前の雪の中から顔をのぞかせる自転車畑を撮影したのは、何がきっかけだったのだろう?

「こういった自転車の姿はこれまでも目にする機会はありましたが、今回はその光景がめずらしく美しいものに見えたので写真を撮ろうと思いました。 今年は例年より一気に雪が積もってしまったので救出に向かえなかったオーナーさんが多いのかなと想像しました」(肝助のしじみちゃん本舗)

厳しかった冬から、徐々に春へ向かう、青森ならではの季節感が感じられたということだろうか。

なお、今回のXの反響については、「新芽『天ぷら』派か、糖度が増す『雪室』派に二分しているのが面白かったです」とのことだ。

「肝助のしじみちゃん本舗(公式)」(@shijimi4438)の投稿より、再掲

ちなみに、青森で春の訪れを予感させるのは、雪割り自転車だけではない。

他にどんな時に季節の移り変わりを感じるか尋ねると、こう答えた。

「白鳥の群れが、北へ帰る前の栄養補給をしているときでしょうか」(「肝助のしじみちゃん本舗(公式)」さん)

津軽半島では、そんな風景が珍しくないのだろう。

長野・安曇野市ではコハクチョウの北帰行が始まったと聞く。青森に滞在しているハクチョウたちも、もう少しだろうか。

雪の下では、自転車と新鮮な山菜が、春の訪れを待っている。

自転車は持ち主の皆さんに持ち帰ってもらい、筆者は山菜をいただきたい。天ぷらもいいけど、おひたしもいい。そろそろ待ち切れないゾ!

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