【話題】セブンの「もちづきさん」コラボを深夜にドカ食いした結果! もっとも “至れる” のはコレ
今もっとも熱いグルメ漫画といえば『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』だろう(あと『寿司ガキ』)。数々の高カロリー食料に紛れて確かな死の匂いが漂ってくる怪作中の怪作だ。
そんな『もちづきさん』とセブンイレブンのコラボ商品が発売されて大きな話題になっている。まったく買うつもりはなかったのだが、セブンに入ったらたまたま「あった」ので思わずすべて買ってしまった。
「ある」のがいけない! 「ある」のがいけない!!
・待望のコラボ
2025年2月18日から始まっている本キャンペーン。商品は全部で5種類だが、『具だくさんおむすび デミハンバーグ&たまご』に関しては2月25日発売らしい。
知らなかったら2軒ハシゴしてしまったではないか。こんな夜中に。
購入後、即帰宅。袋から伝わるずっしりとした質量……暇を持て余したカロリーが手を通して流れ込んでくるようである。
さあ、こちらが現在入手可能な『もちづきさん』コラボ商品だ! ラインナップは以下の通り。
・具だくさんおむすび 親子丼(税込300.24円)
・具だくさんおむすび ポーク&カレー(税込300.24円)
・背脂にんにくマヨ 唐揚げ&ペペロンチーノ(税込753.84円)
・バターピラフ&濃厚デミチキンカツナポリタン(税込753.84円)
──字面だけで早くも胸焼けしてくるが、結論から言ってしまうと『具だくさんおむすび』はあまり大したことはない。
思った以上に鶏肉がごろっごろで、まさに親子丼そのものだった『親子丼』と……
カレー風味のスパムおにぎりみたいな雰囲気の『ポーク&カレー』。どちらもそれなりにボリューミーでウマい。
ただ、これで本当に“至れる”のか問われると疑問が残るところだ。待望の『もちづきさん』コラボなら、もう少し味や量にパンチがあってもよかったのではないか。これでは血液が塩水にならない。
※至る、それはカロリーのオーバードーズ(公式サイトより)。血糖値の急上昇による酩酊状態を指す。その先にあるのは無上の快楽か、それとも死か。
・ここから本編
やはり本命は弁当2種だろう。まずはこちら。『バターピラフ&濃厚デミチキンカツナポリタン』だ。重さは容器込みで約610g。
カロリーは1111kcalである。
レンジで温めると、ピラフにのっていたバターの塊がとけてライス内部に浸透するのがいい。大地を潤す恵みの雨かよ。
その横にはナポリタンと、デミグラスソースがかかったチキンカツ。要はトルコライスである。
ちなみに高さは4cmだ。
セブン名物・上げ底容器だったらどうしようかと思ったが……ガサ入れの結果、シロであることが分かった。シンプル極まる素ナポリタンがこれでもかと入っているぞ。こんなにいらねぇ!
味は誰もが想像するTHE コンビニ弁当。脂質と糖質以外の存在は許さない治外法権メシである。炭水化物の入りが思いのほかフルハウスなあたり、いよいよ “至り” への扉が開かれた気がする。
そして現れた最後のシ者が『背脂にんにくマヨ 唐揚げ&ペペロンチーノ』だ。
注意としては、絶対にお店で温めてもらってはいけない。なぜならレンジを開けた瞬間、半径5メートルが にんにく香(か)に包まれてしまうから。
・にんにくの権化
主攻を務めるのは、おそらくこの背脂にんにくマヨ。単独ラーメン二郎みたいな調味料である。これは今日イチが出たか……?
と思いきや! 本当にヤバイにんにくは別にいた。そう、このペペロンチーノだ!!
こ、こいつ……! 「ほっともっと」の付け合わせみたいなナリしやがって……なんという濃さ! 自分で作ってもこんな鬼ペペロンにはならんぞ!! にんにくをチャクラのように練り込んでやがる……。
・断トツ
一通り食べたが、高血糖の波動を感じるという点においてペペロンチーノの優勝だろう。これならきっと『もちづきさん』並みに “至れる” に違いない。まあ、そもそも“至って” はダメなのだが。
今回のコラボ商品が『もちづきさん』の世界観を完全再現しているかというと微妙なところではあるものの(主にボリューム面)、そこは読者一人ひとりが余計に食べるなどして脳内補完ならぬ体内補完してほしい。
第2弾も楽しみに待っていますよ、セブンイレブンさん。
参考リンク:『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』×「セブン-イレブン」コラボマンガ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.