【怖い】三連休に代々木公園で開催中の「魚ジャパンフェス」、HPに料理価格の記載がない → インバウン丼か!? と思いながら会場に向かったら…
2025年2月21日から24日までの4日間、「SAKANA&JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)2025 in 代々木公園」というイベントが開催されている。
魚ジャパンフェス。そのネーミングからして、インバウンド客もターゲットにしている気がするのは私だけだろうか?
そしてインバウンド客といえば、少し前に話題になった豊洲のインバウン丼が頭に浮かぶ人も多いことだろう。
ということは……もしかして、魚ジャパンフェスの料理もインバウン丼レベルの高さなのだろうか?
気になって魚ジャパンフェスの公式サイトで調べたが、2月21日時点では料理の価格に関して記載がない。メニューは紹介されているのに、値段は不記載。高い寿司屋かよ。
これは怖い。一体いくらなんだ? 料理写真がどれもメチャクチャ美味しそうなだけに、お値段の方が気になる。むしろ、値段次第で行くかどうか決めるって人も多そう……。
というわけで、開催初日の21日に会場である東京・代々木公園まで行ってきたから報告したい。
・いきなり価格発表
まず、公式サイト・メニューページの1番左上にあったことからメイン的な存在かと思われる「大とろ入り本まぐろ3色丼(豊洲かんぺい会)」から。こちらの価格は……
3000円
次に「メイプルサーモンの贅沢三種丼(福島県西郷村)」は……
1500円
「天然!アラスカ産紅鮭のこぼれいくら丼(アラスカシーフードマーケティング協会&極洋)」は……
ミニが1800円で並が2500円
「格別な味わい!うな丼高千穂峰(鰻の成瀬)」は……
2200円
「魚ジャパンフェス限定!キャビア肉ドレス海鮮丼(吉祥寺 肉ドレス海鮮丼 本店)」は……
2200円
「越前せいこかに丼(なぎまるkitchen)」は……
2300円
「ひとくちの極み(makana)」は……
900円
「甘えび丼(北の海老丼や)」は……
1800円
「越後新潟天然ノドグロ塩焼き(マルナカ食品)」は……
1本1500円
「能登かきガンガン焼き(三次水産 / 牡蠣養殖場)」は……
1個400円
あまりにも店が多いため一部だけの紹介となって恐縮だが、大体こんなところ。
全体的に安いとは思わないが、代々木公園で行われているコレ系のイベントとしては普通。少なくとも、豊洲のインバウン丼と比べたら “まだリーズナブル” といえるかもしれない。
しかしながら、フード系のイベントでは量がメチャクチャ少ないことがたまにある。そこで、人だかりが出来ていた「大とろ入り本まぐろ3色丼(3000円)」と、個人的に気になった「越前せいこかに丼(2300円)」を持ち帰って食べてみることに。
というわけで、持ち帰った「大とろ入り本まぐろ3色丼」がこちら。
セパレートタイプで、丼自体はそれほど大きくない。具をご飯の上にセットしたらメチャクチャ美味しそうだ。
量が気になったのでスケールに載せようとしたが、丼の形状が丸いため上手くできない。底をなんとか平らにして量ってみたら……
271g(容器込み)だった。大トロが入っているとはいえ、3000円で271gというのをどう取るか。難しいところだ。
次に「越前せいこかに丼(2300円)」も見てみよう。
これをスケールに載せると……
282g(容器込み)。量としては「越前せいこかに丼」の方が多めだが、普通に考えて「ボリューム満点」と言えるほどではない。
だが、味に関してはどちらも抜群に美味かった。マジで美味かった。「本まぐろ3色丼」も素晴らしかったが、個人的に印象に残ったのは「越前せいこかに丼」。
カニの美味みが濃厚で、もし知り合いがこのイベントに行くとしたら、「越前せいこかに丼は食った方がいいよ!」と言うだろう。
・量は仕方がない側面も
そもそも、1つの料理がボリューミーだと他の料理を味わえなくなってしまう。だから、「美味しい料理をちょっとずつ」というのはある意味で理にかなっている気がする。
まぁたしかに、量と価格を考えれば正直お得感があるイベントとは言い難い。ただ、このようなイベントは「出店する際に払う場所代などの参加費がバカにならない」的な話をよく聞くので、お店側としても量や価格をある程度調整しないと採算が取れないという側面があるのだろう。
いずれにせよ、これだけの空間に日本の海の幸が凝縮しているのはお客さんにとって嬉しい限り。行ってみると楽しいと思うが……三連休中は間違いなく混むだろうから、可能ならば昼どきなどのピークを外すのがオススメだ。
参考リンク:SAKANA&JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)2025 in 代々木公園(公式サイト)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.