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琵琶湖の水は山から生まれる!? Youtuberカズさんが挑んだ“やまの仕事”の真実

しがトコ

カズさん

【滋賀の“やまの仕事”/福井のカズさん】

“やまの仕事”で琵琶湖が綺麗になる!?

福井出身の人気YouTuber・カズさんが滋賀の山で初体験!木を伐り、製材し、琵琶湖につながる山の役割に感動した一日をご紹介します。

琵琶湖が注目されがちな滋賀県ですが、じつは県の面積の半分は山。四方を山に囲まれ、豊かな森林にも恵まれた県なんです。

福井のカズさん、滋賀のやまで大暴れ!

今回の記事でご紹介するのは、滋賀県のデジタル広報誌「Web滋賀プラスワン」で公開中の「福井のカズさん、滋賀の“やまの仕事”やってみた!」です。

福井なまりが印象的なカズさんは、サブチャンネルなども含めるとチャンネル登録者400万人超の人気YouTuberです。
サブチャンネル「勝村工務店」では別荘の改装をDIYで実施。チェーンソーや重機なども使いこなしてしまうんだとか。

そんなカズさんが、滋賀の“やまの仕事”でなにを感じたのでしょう。

“やまの仕事”の基本はヘルメット!

お隣の福井県から長浜市へと来てくれたカズさんを出迎えたのは、滋賀県の公式キャラクター・うぉーたんです。
今日の“やまの仕事”は、じつはうぉーたんにも繋がっているのだとか。
早速、山へ行ってみましょう!

ということで、カズさんと向かった先は、滋賀県長浜市木之本にある山。
滋賀県森林組合さんの先導のもと、作業現場まで登っていきます。

「山は、ヘルメットが基本ですよ!」と話すカズさんがかぶってるのは、正面に「勝」の文字が手書きされたお手製のヘルメット。自身のサブチャンネル「勝村工務店」で、普段から愛用しているヘルメットです。
福井では師匠のもとで、山道を作ったりもしているのだそう。

高性能林業機械“ハーベスタ”の操作にカズさん自ら挑戦!

山道を歩くこと20分。
滋賀県森林組合伊香事業所さんによる伐採作業が行われていました。
森林組合の高橋さんによると、いま伐ってる木は60年くらい前に植えたものなんだそう。
植林から伐採まで50年以上かかるといわれている木材生産。その年月の長さに、ただただ驚いてしまいます。

そんな木材の生産にあたり、この現場で導入されているのが高性能林業機械「ハーベスタ」。
従来はチェーンソーで行っていた立木の伐倒、枝払い、玉切りの工程を一挙に行える最新の重機なんです。

今日は、カズさんがこの「ハーベスタ」の操作を体験してみます!

ハーベスタに乗り込んだカズさん。もちろん操作は初めてですが、なんだかベテラン作業員のような風格を感じます。
操作方法もすぐに習得。

器用に操作して、丸太を掴んで枝を払い落としていきます。大きな重機が細かい作業をする様子は、大きなUFOキャッチャーのよう!

ハーベスタの操作も体験し、プロの伐採も目の前で見られて、大満足な様子のカズさん。
「木が成長するまでに60年という歳月。その間に間伐や枝打ちなど、手を入れ続けて。林業はやっぱり大変な仕事だなと思いました」と話していました。

丸太が建材へ。大きな“のこ”で木を切り出す製材も体験

次にカズさんが向かった先は、同じく長浜市内にある製材工場。
ここでは、どんな体験をするんでしょう。

ここは長浜市「内保製材」の製材工場。
山から伐りだした丸太が、ここで家づくりなどに使う建材になり、出荷されていきます。

大きなのこぎりのような機械を使って木を伐り出していきます。が、これも職人の技術が必要な作業です。
一本、一本、大きさや形が違う木。丸太のどの部分をどう使えば木材を無駄なく使いきれるのか、その手順や採材の位置などを決定するのは、職人さんの長年の経験や知識がものをいいます。

「木は捨てるところがない究極のエコ材なんですよ!」と教えてくれたのは、内保製材の川瀬さん。
製材したときにでる切れ端の部分は紙の原料に、木を削ったときにでる“おが粉”は牛舎の寝床になっています。

建材として住宅や家具などさまざまな形で活用され、役目を終えて廃材となったあとも、バイオマス燃料として活用できるので、木は最後まで捨てるところのない究極のエコ材なんです。

木は伐って、使って、植えて、育てることが大切!

川瀬さんは続けます。
「木を伐ることは良いことなんです。ちゃんと伐って、使って、植えて、育てることは琵琶湖が綺麗になることにも役立ってるんです」。

それってどういうことでしょう?

山で木がしっかり根を張っていると、木の根の間を雨水が通り、土の中の養分を溶かし込みながら、わき水となって川へ流れていきます。
山の表面を泥水が流れるのではなく、土の中に浸透してから流れ出ることで、水がろ過され、美しい水が琵琶湖へと注がれます。

山と琵琶湖って、遠いようで、とても近い存在なんです。

水の精うぉーたんにも、山の成分が溶け込んでる!

「琵琶湖から生まれた水の精うぉーたんにも、山の成分が溶け込んでいる!だからうぉーたんの体は緑だったのか!」とすべてが繋がったところで、今回の“やまの仕事”は終了となりました。

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