【シュガシュガルーン】本編製作決定のアナウンスも! スタジオカラー新作短編アニメーション『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières』がワールドプレミア上映
2025年7月4日(金)、フランス・パリ「JAPAN EXPO」にて、スタジオカラーの新作短編アニメーション発表イベントが実施。「『シュガシュガルーン』連載20周年記念短編映像「SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières」(シュガシュガルーン レ・ドゥー・ソルシエール)」が公開されました。
会場となったYUZUステージには、世界中のアニメファン約1,500人が集まり、新作短編映像ワールドプレミアの瞬間を見届けました。
ステージには、MCの呼びかけとともに、スタジオカラー所属の監督・松井祐亮さんとアニメーションプロデューサー・藤原滉平さんが登壇。シークレット上映となった短編上映後、驚きと興奮に包まれた拍手喝采となった観客に見守られる中、松井さん・藤原さんの二人から発表された新作短編アニメーションは、安野モヨコさんによる漫画作品『シュガシュガルーン』連載20周年記念短編映像『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières』(シュガシュガルーン レ・ドゥー・ソルシエール)であると発表!
上映後は、短編制作の経緯が語られると共に終盤には「『シュガシュガルーン』本編アニメーション製作決定」もサプライズで発表。会場は大きな拍手に包まれました。イベントの模様はYouTubeチャンネルにて配信中です。
イベント詳細
本イベントは短編映像上映後、監督の松井とアニメーションプロデューサーの藤原が再登壇し、作品に込めた思いや制作エピソードが語られた。
松井は「原作では描かれていない人間界への旅立ちを前日譚として想像を膨らまして描いた」と語り、キャラクターの背景に至るまで、原作者である安野モヨコと何度も意見を交わしながら作り込んだ制作過程を明かした。一方、藤原は「この作品を通して、スタジオカラーの新しい才能をみていただきたい」と述べ、作品の手応えを語った。
イベント中盤では、原作である『シュガシュガルーン』についても紹介。フランスを含め、全世界で展開中であることも明かされた。あわせて、安野モヨコの作品群や、スタジオジブリ発行の小冊子『熱風』の表紙、和装ブランド「百葉堂」など、ジャンルを越えて活躍する同氏の魅力も紹介された。
終盤にはさらなる驚きの発表が。スクリーンに映し出されたのは、「『シュガシュガルーン』本編アニメーション製作決定」の文字。会場からは歓声と拍手が巻き起こり、MCから松井へ感想を問われると、「CGアニメだからこその造形の良さがあるので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。よろしくお願いします」と笑顔で応えた。
最後に松井と藤原からそれぞれ感謝の挨拶が述べられ、イベントは興奮の中、幕を閉じた。
【登壇者】
松井祐亮(監督):スタジオカラーデジタル部 アニメーションディレクター/監督
藤原滉平(アニメーションプロデューサー):スタジオカラー制作部 アニメーションプロデューサー
『シュガシュガルーン』連載20周年記念短編映像「SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières」
育った環境も性格も違うけれど仲良しのショコラとバニラの住む魔界は今、王国祭の真っ最中。
ショコラとバニラは、女王キャンディより次の女王候補として人間界行きを命じられ、ふたりは人間界へ行く為に魔界を巡り、試練を乗り越えるために奮闘します。
この作品は、ショコラとバニラが様々な試練を経て成長し、またお互いの友情を再確認する過程をロードムービーとして描いた原作漫画の前日譚になります。
原作者安野モヨコ氏の監修による、アニメーション独自のオリジナルストーリーです。
【スタッフ】
原作:安野モヨコ
監督・脚本・画コンテ:松井祐亮
ヴィジュアルディレクター:釣井省吾
CGアニメーションスーパーバイザー:森江康太(MORIE Inc.)
モデリングディレクター:香田一成
キャラクターデザイン・作画監督:浅野直之
特殊エフェクト作画監督:吉邉尚希
色彩設計:中村絢郁(WIT STUDIO)
美術監督:中村千恵子(スタジオ心)
撮影監督:福澤瞳
編集:廣瀬清志(エディッツ)
Grading・Finishing editor:水野正毅(Khaki)
音楽:中塚武
企画・プロデュース:川島正規
アニメーションプロデューサー:藤原滉平
アニメーション制作:スタジオカラー
【声の出演】
ショコラ・メイユール:小橋美憂
バニラ・ミュー:近貞月乃
コルドロン:宮寺智子
(C)Moyoco Anno / khara