冬でも人気の“直売所”地元野菜がおトク!いまが旬のオススメ野菜を紹介【恵庭市】
北海道の冬でも地場野菜がそろう恵庭の「道の駅」となりの直売所「かのな」。週末には1日約2000人が訪れる人気の直売所です。実は4年前から冬も通年営業をしているんです。お得に買うコツ、オススメ野菜を聞いてきましたよ。
なぜ「かのな」は安い?
「生産者直結でその分消費者に安く出せる。今、生産者は73人います」と話すのは、恵庭かのな協同組合の平野理事長。
安さのヒミツは、生産者が毎朝、配送・陳列を自分たちで行っているからなんです。
「かのな」では、地元野菜を主軸に道内外の野菜もそろえ、冬でも魅力的な直売所を実現しています。
自身も恵庭で野菜を生産している平野理事長に、今が旬のオススメ野菜を聞きました。
今が旬!オススメの地元野菜
今が旬なのは、ちぢみホウレンソウ。
「甘味が違います。冬のこの時期しかない。寒さにあてるとおいしい。栄養価も高くなるし味は抜群」と話します。
このちぢみホウレンソウを作っているのが恵の庭柴田農園。西洋野菜を中心に多くの品種を手がけプロの料理人から高い評価を得ている生産者です。
柴田健一さんによると、12月がとても寒く、低温になり過ぎると茎の表面の皮がむけたりするので大変だったのだとか。手間をかけて、寒さから守ってあげたり寒さにあてたりと工夫しているのだそう。
「ホウレンソウにおいしくなれ、おいしくなれという感じでしょうか」と話す柴田さん。おいしさの秘訣は愛情なんですね!
柴田さんのちぢみホウレンソウは、さっとゆでてしょうゆや塩で食べるのがオススメなんですって。
直売所「かのな」のジャガイモコーナーにはたくさん種類が。
特にオススメは年越しジャガイモ。「どのイモもおいしいけれどインカのめざめが一番おいしい」と話すのは平野理事長。
「時間が経つと乾燥してシワがよってくる。年があけるとイモの中でこれが一番おいしく抜群。ねかせると乾燥してシワがよる」とのこと。
でんぷんが分解され甘みが増した今がオススメです。
直売所の良さ…ワケありでおトク
普通のスーパーでは売っていない規格外のものが安く買えるのも直売所の醍醐味。
この日並んでいたのは2キロで400円のワケありニンジン。キズがあったり変形していたりしますが味は変わりません。
平野理事長は「消費者にも喜ばれるし生産者もお金になれば一番いい」と話します。
さらに安く買える時間が!
さらに安く買えるねらい目の時間も。
1日しかもたいない野菜は翌朝にはなんと、半額に!
平野理事長によると「置いたらすぐになくなる。1日しか経っていないのだから鮮度は店で売っているよりは良い」といいます。
さらに、午後は生産者の判断で値引きをすることもあるのだそう。
「午後2時から3時すぎがお得な時間」と平野理事長。
生産者自らの判断で値引きをするには、売れゆきを把握しなければなりませんが…。
忙しい生産者を支えているのは、30分ごとに更新されるデータです。生産者は専用アプリで売り上げデータを確認、売れ行きを把握することができるため、売れ残りも減るのだそう。
いち早くニーズを捉えて、お店に出す野菜の量や値段を調整できる。直売所だからこそできるシステムです。
お得で旬な野菜がそろう冬の直売所。ぜひ、利用してみてはいかがでしょうか。
恵庭農畜産物直売所かのな
住所:恵庭市南島松817
営業:午前10時~午後4時(3月まで)
※季節によって営業時間が異なります
みんテレ2月11日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)