連節バス「ポートループ」が『優先通行』できる「信号制御システム」の実証実験が始まるみたい
画像:公式サイトより
国道2号線の交差点で、神戸の中心地~ウォーターフロント間を走る連節バス「ポートループ」が『優先通行』できる「信号制御システム」の実証実験が始まります。神戸市中央区波止場町1
ポートループが運行している都心部のウォーターフロントでは、休日を中心に交通渋滞が頻発しており、ダイヤ上は約80分で1周するところを、3~15分程度の遅延が発生しているそうです。
この遅れを解消するため、国道2号線の2か所の交差点で、ポートループ優先の信号制御システムを導入することを目指し、まずは実証実験が行われます。
対象となる交差点は、国道2号線の「京橋交差点(東進右折)」と「弁天町交差点(東進右折)」の2か所です。
今回の実証実験では、全地球航法衛星システム(GNSS:GlobalNavigationSatelliteSystem)によりポートループの位置情報を把握し、交差点へ近づいたことを認識すると、青信号の時間が延びてポートループが優先通行できるようになります。
1時間に約3便運航しているポートループ全33便が対象で、最大で1交差点あたり2.5分の遅延の解消が見込まれるそうです。
日時
2024年11月18日(月)~12月22日(日)終日
場所
国道2号線の京橋交差点・弁天町交差点
衛星システムを使ってこんなことまで実現できてしまうんですね。ポートループを優先することで、他の車両に大きな影響が出ないのであれば、遅延解消の有効な手立てとなりそうです。