初代ヘルボーイ役ロン・パールマン、再演の条件は「ギレルモ・デル・トロのためなら」
鬼才ギレルモ・デル・トロ監督版『ヘルボーイ』シリーズで初代ヘルボーイを演じたロン・パールマン。シリーズが2度のリブートを経た今でも復帰を待望する声がやまないが、再演にはひとつの条件があるという。
デル・トロとパールマンがタッグを組んだ『ヘルボーイ』シリーズは、2004年の第1作と続編『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008)が製作されたが、企画されていた第3作は実現しなかった。米の取材にて、「ヘルボーイを再演する気はありますか?」と問われたパールマンは、「ギレルモのためならやりますよ」と即答。「他の人のためにヘルボーイを演じる機会があったけど断りました。私が知る限り、あれは彼のシリーズだし、私は彼の相棒だから」。
リブート版『ヘルボーイ』(2019)の製作時、デル・トロはプロデューサーとしてのオファーを受けたが、自身の3作目を手がけることを希望して辞退。パールマンも企画を離れている。パールマンは以前にも「リブートに参加できる機会がありましたが、関心があるのはギレルモと一緒にやることだけ」と、再演を断ったことを明かしていた。
その後、リブート版のヘルボーイ役には『ブラック・ウィドウ』(2021)「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)などのデヴィッド・ハーバーが就任。『ドゥームズデイ』(2008)のニール・マーシャルが監督を務めたが、評価はふるわなかった。また、再リブート作『Hellboy: The Crooked Man(原題)』(2024)ではヘルボーイ役をジャック・ケイシー、監督を『ゴーストライダー2』(2011)のブライアン・テイラーが担当したが、こちらも興行・評価ともに厳しい結果となっている。
ちなみに以前、パールマンはヘルボーイ役の再演について、年齢ゆえに消極的な姿勢を示しながら、叶わなかった第3作を実現させたいとの想いを。『ヘルボーイ』シリーズのほか、『パシフィック・リム』(2013)『ナイトメア・アリー』(2021)など計7作品でデル・トロとタッグを組んだ信頼関係ゆえ、別の監督が手がける『ヘルボーイ』に出演することは考えられないのだろう。
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