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【ウイスキー教養】スコットランドの伝統を再び、180年ぶりのウイスキーづくり

Dear

ボーダーズ蒸溜所(C)Dear WHISKY

1837年から約180年間行われていなかったウイスキーづくりが、2015年スコティッシュボーダーズ(ボーダーズ地方)で復活を果たしました。苦難を乗り越えてきたスコットランドの伝統を受け継ぐボーダーズ蒸溜所をご紹介します!

【写真】ボーダーズ蒸溜所(全6枚)

ボーダーズ蒸溜所

1.ボーダーズ蒸溜所とは

ボーダーズ蒸溜所はスコットランドの国境沿いのスコティッシュボーダーズと呼ばれる地域にあります。スコッチウイスキーに造詣の深い、ジョン・フォーダイス、ティム・カートン、トニー・ロバーツ、ジョージ・テイトの4人によって設立され、2015年にスコットランドのホーウィックで廃工場を改装し蒸溜所にしました。

ボーダーズ蒸溜所(C)Dear WHISKY

2、ウイスキーづくりの復活

かつてはウイスキーづくりが盛んだったスコティッシュボーダーズは、9世紀半ばの政府による高い税金や規制の影響や、産業の中心がほかの地域に移ったのを引き金に、ウイスキー産業が衰退していました。ホーウィックの産業文化と使われていなかった電力工場の存在が決め手となり、ウイスキーづくりの文化と伝統が根付くボーダーズ地方は復活を遂げました。

ジョン・フォーダイスさんとボーダーズ蒸溜所のニューメイク(WS:00 NEW MAKE SPIRIT)(C)Dear WHISKY

3.唯一無二の蒸溜所

ウイスキー産業の復活と環境配慮を重視し、新しい建物を建てずに既存の施設を再利用しました。このアプローチは、持続可能な未来を見据えたもので、結果的に建築や環境分野で数々の賞を受賞しています。

ガラスの天井により、少ない電力で明るい室内を実現(C)Dear WHISKY

最後に

ボーダーズ蒸溜所はスコットランドの国境にウイスキーづくりを復活させたいという情熱に動かされて、倫理的かつ現代的なアプローチで唯一無二の蒸溜所として発展してきました。地元へ雇用を生み出していることや持続可能なウイスキーづくりを実現するための努力が、ボーダーズ蒸溜所がホーウィックの町に広く愛される理由となっています。

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