恵庭の人気道の駅“かのな”で取材「なに買ってなに作る?」玉ねぎ農家のリアル6品
札幌から訪れる方も多い、恵庭の人気直売所「かのな」。
“どんな”お客さんが“なに”を買って、“どう”食べるのか!?「リアルめし」を調査してきましたよ。
ご主人の健康のためにサラダや時短きんぴらを作る奥さんや、農家のお母さんが作る玉ねぎ料理など…愛情たっぷりの献立が盛りだくさんです。
血糖値を気にする人におすすめ
札幌から訪れたというご夫婦が買っていたのが、中島農場の「水耕栽培 リーフレタス」。
糖尿病を患って20年以上になるご主人のために「ベジファースト」を取り入れているので、リーフレタスをたくさん買っているそうです。
朝昼晩、食前にたっぷりの野菜をとることで、血糖値の上昇を抑えているんだとか。
ドレッシングはオリーブオイルやごま油、カンタン酢、塩、すりごまを混ぜた、ご主人のお手製です。
土を使わずに水と液体肥料で栽培している水耕栽培のレタスは、えぐみが少なく食べやすいのが特徴。
1年中安定した価格で買えるのも、消費者にはうれしいポイントですよね。
ほかにも、血糖値の上昇が抑えられるという“きくいも”もたくさん購入していました。
「かのなでしか売っていないと思う」というご主人。
皮のまま唐揚げにして、塩で味付けして食べるんだそうですよ。
「ヤーコンも糖尿病にいいんですよ。」という奥様。
輪切りにしたあと、お砂糖を入れないで“めんみ”だけで炒めると時短になるんだそうです。
健康を気遣い、夫婦で献立を考えている素敵なご夫婦に出会えました。
玉ねぎ農家さんの玉ねぎフルコース6品
続いては、“かのな”に玉ねぎを品出ししていた、玉ねぎ農家の吉田さん宅へお邪魔しました。
恵庭市の吉田農場は、玉ねぎを中心に、とうきび、大豆、アスパラなど7種類の野菜を生産している農家さんです。
食卓に必ず並ぶという玉ねぎ料理を、この日は6品も作ってくれました。
1品目は玉ねぎを丸ごと1個使った「玉ねぎの炊き込みご飯」。
味付けは“かのな”で買ったという「玉ねぎひと玉で だし炊きご飯の素(270円 税込)」ひとつで完了だそう。時短調理にもなりますよね。※かのなでの販売価格
吉田農場で作る「オホーツク222」という品種の玉ねぎは辛みが少ないので、水にさらさなくても生で食べられます。
「生玉ねぎの梅和え」は、スライスした玉ねぎを20分ほど空気にさらしたあと、刻んだ梅干とかつお節を和え、最後にポン酢をかけ…あっという間にできあがりました。
続いては、「玉ねぎの田楽味噌」。
輪切りにして両面じっくり焼いた玉ねぎに、味噌、砂糖、醤油を混ぜて作った田楽味噌をかけます。
刻んだ大葉をのせて、甘みたっぷりの食欲そそる一品ができました。
ほかにも具だくさんの豚汁や、玉ねぎを丸ごとレンチンしたおかかポン酢、紫玉ねぎのサラダなど、全6品が手際よくあっという間に完成!
サラダには仕上げにフライドオニオンまでかけて、玉ねぎ農家の愛情たっぷり「リアルめし」を家族で囲んでいました。
吉田農場4代目の紗さんは、肥料や種、資材やガソリンの高騰が続くご時世でも、直売所で玉ねぎを手に取るお客さんから「美味しい」という声を聞くことで、踏ん張っていられるんだそうです。
「こだわって作って、出したものを認めてもらって…それをお客さんが選んでくれているものだと思っています。」と、紗さん。
恵庭農畜産物直売所 かのなへお邪魔して、家族やお客さんへの愛が溢れた「リアルめし」をお聞きできました。
恵庭農畜産物直売所 かのな
住所:恵庭市南島松817ー18 道と川の駅「花ロードえにわ」敷地内
時間:午前10時~午後4時 ※時期により異なる
*みんテレ3月28日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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