新宿の「バーニーズ」跡地に出店したラオックスが下方修正 最終利益は67%減の見込み
ラオックスホールディングス(以下、ラオックスHD)は2月12日、2024年12月期の通期連結業績予想の修正を発表した。売上高は615億円(修正前は680億円、前年比2.2%増)、営業利益は1億4000万円(同12億円、同50.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億7000万円(同12億円、同67.2%減)に下方修正した。ラオックスは昨年8月9日に最終利益の業績予想を7億円から12億円に上方修正していたが、前年から67.2%減と大幅な減益となる見込みだ。
ラオックスHDは、洋菓子や雑貨などのギフト販売を手掛けているギフト・ソリューション事業において、昨年末の歳暮需要で売り上げの未達があり、さらに地方自治体向けの案件の一部に延期が生じた。また、家電量販店「ラオックス(LAOX)」などを運営するリテール事業においても、アパレル店舗における秋冬のプライベートブランド商品の販売、そして免税店舗における新規出店による増収が、それぞれ想定通りにいかなかったとしている。こうしたことが要因となり、今回の下方修正に至った。
ラオックスHDは、昨年9月25日に東京・新宿の「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEWYORK)」の跡地に3フロアで構成される「ラオックス」の新店舗、新宿東口本店をオープンしている。