泉警察署 認知症女性の保護に貢献 栗原さんに感謝状
泉警察署は5月16日、捜索願が出されていた80代認知症の女性の保護に貢献したとして、区内タクシー会社に勤務する栗原路子さんに感謝状を贈った。
4月12日の午後7時頃、栗原さんが新橋町をオートバイで通過中に、熊のぬいぐるみをかかえて歩く80代女性を発見。栗原さんは気になりつつも、そのまま目的地に向かったという。
その帰り、同じ場所に女性が立っていたため、違和感から帰宅後に泉署に通報。近隣のグループホームから通報を受けていた認知症の女性であることが判明し、警察とともに捜索に協力、保護につながった。
感謝状を受けた栗原さんは「当時は『女性に何かあったらどうしよう』という思いだけ。次はもっと早く通報できたら」と話す。
小山内章署長は「認知症で徘徊される方の中には電車で区外まで出てしまう方も。早期発見につなげるためにも少しでも気になることがあれば通報してほしいです」と話した。