「ヒマラヤの青いケシ」の見ごろはこれから!『六甲高山植物園』で初夏の花々が満開に 神戸市
3月から11月にかけ、高山植物をはじめとした様々な花や緑を楽しめる『六甲高山植物園』(神戸市灘区)。中でも5月から6月にかけて初夏のシーズンは、人気の植物が一斉に見ごろを迎える絶好の季節!ということで取材に行ってきました♪
同園は海抜865mの六甲山頂付近に位置しており、冷涼な気候を生かして世界の高山植物や寒冷地植物、六甲自生植物、山野草など、約1,500種を野生に近い状態で栽培。四季折々の自然や景色を楽しむことができます。
さすが避暑地の六甲山!長袖を着ていても肌寒いほど涼しく、とっても快適。園内に入ると新緑の木々が出迎えてくれました。
今回取材のお目当ては「ヒマラヤの青いケシ」!西日本で屋外観賞できる施設は同園のみと大変貴重で、”世界中のあこがれの高山植物”と名高い花です。
まだ咲き始めで、取材時には4輪咲いていました♪澄みきった空のような鮮やかな青色がとっても綺麗~!何度か見に来たことがありますが、いつ見ても素敵で惚れ惚れします。
見ごろは例年、5月下旬から6月下旬とのこと。ガラス細工のような繊細な美しさをぜひ目に収めてほしいです♡
さらに取材時にはケシの花以外にも、色々な花が見ごろを迎えていました。HPを見たところ、他の季節に比べて今の時期は見ごろを迎える花が多いようです。
ケシの近くでは雪の結晶のような花がかわいい「マルス・バッカータ」や、濃い紫が特徴的な「ミヤマオダマキ」が見ごろに。
フリフリの花びらが印象的な「ツクシシャクナゲ」も至るところで見ることができました。
さらに人気が高い「クリンソウ」も今が見ごろ♡背が高く、宙に浮いたように見える花は見ごたえ抜群です!クリンソウの見ごろは5月下旬ということなのでお早めに。
ここからは記者のお気に入りをご紹介!”かわいい~!”と思わず声をあげてしまったこちらの「クロユリ」は、花自体は小さいもののシックな色合いが素敵です。
さらに白い花がたくさんついた「シロヤシオ」も満開でした。初めて見たのですが圧倒される美しさ!
特にクリンソウが咲いている場所から少し上がった場所に、1つだけ植えられた木があったのですが…。太陽の光に照らされて、まるでこの木だけ違う世界にいるかのような雰囲気をまとっていて神秘的なのです!(クリンソウを見た後、見に行ってほしい!)
色とりどりの花が咲き誇り、素敵な季節だな~と心から思える時間を過ごすことができました♪市街地と比べて5℃ほど低いと言われる気候なので、暑くなった時期のお出かけにもおすすめです。
場所
六甲高山植物園
(神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150)
時間
10:00~17:00 (受付終了 16:30)
休園日
3月、4月の木曜日、および6月19日(木)~7月10日(木)の木曜日
※祝日の場合は営業
入園料
大人(中学生以上)900円
小人(4歳~小学生)450円