絶品フレンチでゆっくりと贅沢なひとときを 大久保町の『吉田料理店』で大人気のランチを実食しました 明石市
明石市大久保町に6月1日にオープンしたフレンチレストラン『吉田料理店』へ取材に行ってきました。
お店はそれぞれに高級ホテルでの経験を積まれた吉田ご夫婦が営んでおり、シェフの茉希さんが料理の腕を振るい、店主の亮介さんがフロアを取り仕切っています。
阪急塚口駅の近くで『CLOVER』として13年間営業したのち、今年6月1日に店主の地元である高丘へ移転。お店は閑静な住宅街の中にあり、人々の集う新しい憩いの場になりそうです。
店内はグレーを基調としたシックな内装。料理への期待が高まります。今回は毎月変わるランチメニューをいただきました。ディナー、ランチともにしばらくはオープン記念価格で営業されるとのこと。現在ランチタイムは7月まで満席だそうなので、訪れる際にはお早めの予約をお勧めします。
コースは13年前から作り続けている「キッシュ」から始まります。あたたかくてチーズがふんわりと香り、生地はサクサクでした。テレビなどのメディアでも取り上げられた人気の一品だそうです。
お次は「白鷺サーモンのマリネ・サラダ仕立て」。美しい見た目に食欲も刺激されます。サーモンとタルタルに、サフラン、野菜、ハーブのソースがマッチしていて、筆者はこんなにフレッシュで美味しいタルタルを食べたことがない…!と感動しました。
こちらはヴルーテという濃厚なスープで、口当たりがとってもなめらか。中に浮かんだカリフラワーの歯切れのよい食感が楽しめます。食材は野菜ソムリエの店主が一つひとつ鮮度や質を見極めて仕入れているそうで、新鮮な野菜のうまみがたっぷり凝縮されていました。
香ばしく焼き上げた兵庫県産の真鯛は、2種類のソースとマスタードオイルのほのかな風味が効いていました。お魚に合わせて、あおさのりの可愛い自家製パンがついてくるのも嬉しいポイントです。
肉料理のメインは国産和牛のローストです。60度の低温でじっくり調理されているため、お肉がとても柔らかくて口の中でうまみが広がります。こちらはくるみの自家製パンがついてきました。
デザートは優しい味のカスタードクリームとフルーツたっぷりのタルト。コーヒーはバランスのよい味を求め、長年お店のために焙煎してもらっているそうです。どの一品もすみずみにまでこだわりを感じました。
お2人にお話を伺いました。店主の亮介さんは「お客様にゆっくり過ごしてもらうための場所や料理であり、料理は添え物といってもいい。接客も邪魔にならないように心がけています」と語るほど、ゲストの過ごすひとときを大切に思われているそうです。
シェフの茉希さんは「神戸市西区や明石市の生産者の方と距離が近くなったので、地元の野菜や魚を取り入れたい。身近に手に入る材料に一手間もふた手間もかけ、こんな料理になるんだと楽しんでもらえれば」と朗らかに語ってくれました。
大切な家族や友人と訪れたくなる、特別な時間を過ごせるお店でした。
場所
吉田料理店
(明石市大久保町高丘3丁目3−1)
営業時間
ランチ 11:00〜15:00(L.O.13:00)
ディナー 18:00〜22:00
定休日
月曜日(祝日・祭日は営業)
TEL
078-380-9580