部分解禁の鹿島沖ヒラメ釣りで55cm筆頭に本命4匹【茨城・大春丸】好ゲストにカンパチも登場
2024年11月、鹿島沖のヒラメが部分解禁を迎えました。今年は例年に比べてやや渋いとの話を耳にしましたが、当日はゲスト交じりで船中3~6枚とまずまずの状況。釣行の模様をレポートします。
鹿島沖のヒラメ釣り
茨城海域のヒラメ釣りは、お隣の飯岡~銚子沖が6月解禁なのに対し、鹿島沖では11月に部分解禁(鹿島~波崎、大洗の一部)、12月に全面解禁という流れです。
そのため、11月の部分解禁直後は毎年多くのヒラメフリークが鹿島港に集まります。11月17日、少し客足が落ち着いてきた頃を見計らい、筆者も友人を誘って出かけてきました。
4時30分集合、5時出船。受付で乗船料金を支払い、仕掛けを購入しました。ちなみに、仕掛けのほかオモリや水中ライトも受付または船内で購入が可能です。
さらに、キーパーを含めたタックルのレンタルも用意されています。また、帰港後にはお弁当も配布されるため、30リットル前後のクーラーボックス1つ(+飲み物やおやつ)を準備するだけで快適な釣りが楽しめます。
朝一の流しで船中全員本命確保
5時に港を出発して20分ほど走り、ポイントに到着。水深は25mで根掛かりしないとのこと。ややうねりがある状況でしたが、底を徹底して攻めていきます。
周囲では1投目からアタリが出ており、筆者の連れも仲乗りさんに「乗った」と宣言! 40cmに満たないサイズでしたが、次々に船中に取り込まれました。
連れが2匹目を釣り上げたところで、筆者もフッキングに成功。実はこのフッキングの前に2度すっぽ抜けを経験しており、ようやく掛けた魚を仲乗りさんのタモアシストで取り込みました。
すると船長から「全員釣れた」とボソッとアナウンス。事前に「今期の鹿島ヒラメは例年に比べてやや渋い」と聞いていましたが、この日はそんなことを感じさせない滑り出しでした。
ゲストにカンパチがヒット
予報とは違い、雨は一向に止む気配を見せません。それでも小型の本命はアタリが続き、8時を過ぎた頃には船中で50cmオーバーのヒラメが混じり始めました。
また、根魚(カサゴ、キジハタ)や青物(イナダ、カンパチ)といったゲストも姿を見せる展開に。このタイミングで筆者の竿にもカンパチが掛かりました。
終了間際は静かな時間に
雨が止むにつれてアタリも落ち着き、終了間際には船が港近くの浅場(10m)へ移動。しかし、このエリアではアタリが少なく、40cm未満の小型が釣れる程度でした。
そして11時に納竿。最後の回収時に筆者の仕掛けにエソがかかり、仲乗りさんから「かまぼこにすると美味しいよ」と教えていただきましたが、筆者は唐揚げにする予定です。
最終結果
ヒラメ4匹(船中3~6匹)、カンパチ1匹。ヒラメは小型が多かったものの、お刺身サイズの55cm(1.5kg)も釣れ、十分なお土産となりました。帰宅後、釣り道具の清掃と魚の下処理を終えたのは夕方6時。結果的に満足のいく釣果となりました。
筆者おすすめの食べ方
近年鹿島沖で釣れるヒラメは型が小ぶりという印象ですが、程よく脂がのった白身は絶品。お刺身がおすすめです。さらに、酢飯を加えた押し寿司も簡単で美味しい一品です。型枠さえあれば初心者でも手軽に作れます。
今回釣れた55cmのヒラメの無眼側を使って作りましたが、40cmのサイズでも切り身を重ねることで問題なく仕上がります。ゴマや大葉を挟むアレンジもおすすめです。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>