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足柄交通安全協会 10月頃に運営方法判断へ 活動の財源確保困難に

タウンニュース

松田警察署に隣接する足柄交通安全協会

警察手数料のキャッシュレス化で神奈川県下の交通安全協会の窓口業務閉鎖が続いてる。足柄交通安全協会(倉橋光男会長、以下足柄安協)は5月21日の総会で、大きな影響があるとしながら「不確定要素も多く、半年程度動向を見極めて、今後の運営方法を検討する」と決めた。

足柄安協は、運転免許の更新に必要な証紙販売と会員による会費が収入の柱。しかし今年3月から運転免許更新や車庫証明などの警察手数料にキャッシュレス決済(クレジットカード、電子マネー、コード決済)が導入され証紙販売が終了。協会へ証紙購入に訪れる人もなくなり、会員加入を呼び掛ける機会が減り、財源確保の見通しがつかなくなっていた。

こうした状況を受け、足柄安協は、今年度の事業を縮小。人件費等の削減と、基金取り崩しで当面の運営にあたり、10月頃に今後の運営方法を検討することとした。

足柄安協は地域の事故防止に向け啓発活動等を行う任意団体。警察署や市町と連携し、管内巡回広報や事故防止キャンペーンのほか、功労者表彰、自転車・二輪車の安全教育等を行っている。

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