東京駅・八重洲地下街「三陽食堂」のアジフライ食べ放題定食(税込1600円)は最高だ! ただし提供開始時間に注意
昨今の物価高 & 米価の高騰で、食べ放題を楽しめるお店はずいぶん少なくなった気がする。政府が備蓄米を放出したおかげで、米価は下がりつつあるものの、原材料費はこの2~3年で上がっており、それが以前の水準に戻ることは難しいだろう。
そんななかで、アジフライ食べ放題を実施しているお店が、東京駅・八重洲地下街(ヤエチカ)にあるという。お店に行ってみところ、九州・福岡に本社を置く水産物卸売・水産品加工会社の直営店で、鮮度の高いアジフライを提供していることがわかった。それが1600円で食べ放題なんだぞ!
・アジフライ食べ放題定食の時間は
そのお店「三陽食堂」は今からちょうど1年前の2024年7月にヤエチカにオープンした。福岡市・長浜と博多駅地下街にもそれぞれお店があり、ヤエチカ店は3号店にあたる。
「アジフライ食べ放題」という言葉に誘われるようにしてやってきた私(佐藤)は、ランチで食べられるものとばかり思って、13時頃に店に来てしまった。
ところが! ランチメニューに食べ放題はない。ランチは数量限定でアジのたたきが食べ放題ではあるものの、フライは食べ放題になっていないのである。
では、アジフライの食べ放題を実施していないかというと、そうではない。ディナーメニューを見てみると……。
食べ放題のアジフライは14時30分からだった! ディナーというには時間的に早いけど、ほかに言いようがなくて、この時間からディナーということになってるのだろう。
ここまで来たのに、普通の定食を食って帰ったのでは悔やまれる。ってことで、どうにかこうにか1時間半を費やすことにしました。
~~~ そして1時間半後 ~~~
・食べ放題の仕組み
券売機に希望のメニューがあることを確認して食券を購入。そういえば、このお店は完全キャッシュレスで、現金は使えないのでご注意を。電子マネー・QRコード・クレジットカード等で支払うことになる。
アジフライはオーダーごとに常に揚げ立てを提供しているので、出て来るまでに5~10分程度かかるので、その点にも注意して頂きたい。
そうして、1時間半を費やして求めたアジフライ定食がコレです!
ご飯は普通盛りで、食券購入時に普通盛りか小盛りを選ぶことができる。プラス50円で大盛りの選択も可能だ。
アジフライは最初に4枚乗っている。そして器には千切りキャベツとタルタルソース。
スープは、いかしゅうまい入り。このいかしゅうまいも運営元の株式会社三陽の取り扱い商品のひとつだ。
それとアジのたたき。ランチはこれが食べ放題。セルフ形式で店内の冷蔵庫から自らおかわりする仕組みとのこと。
食べ放題は、料理の提供時に札を渡されるので、おかわりする際にその札を見せて「おかわりのアジフライ〇枚ください」と頼むのである。出来上がると札の番号を呼ばれるので、自分で取りに行くことになる。
・刺身鮮度のアジフライ
ではさっそくアジフライを頂いてみましょう。サイズとしては小ぶりかな? ちなみにメニューには「大アジフライ」というのもあるので、デカいのを食べたければ、そちらをご注文ください。
まずはタルタルをつけて頂きます。衣は薄くて食感はサックリ。刺身鮮度のアジを揚げ立てで提供しているので、魚臭くなく、身は柔らかくてふっくらとしている。
やっぱサクサク衣にはもったり食感のタルタルソースが1番合うよね。とはいえ、卓上に2種のソースが用意されている。そのうちのひとつ、ウスターソースでも食べるとしよう。この「金蝶ソース」は長崎生まれのブランドソースで、皿うどんの名脇役として親しまれているそうだ。
これをドバドバかけちゃって頂いてみると、スパイスのきいたソ―スの辛味と酸味がアクセントになって、アジの甘さが引き立つ。これも悪くないねえ。
ここでアジのたたきでご飯を食べて、一旦リフレッシュ。ちなみに揚げ物ではあるが、良質な油を使用しているようで、食べてて口の中が重くなる感じは一切ない。いくらでも食べられる気がしてくる。
続いて中濃ソースでも頂いてみましょう。サクサク衣には濃い味がよく合う。これも悪くないなあ。詰まるところアジフライが美味いので、何をかけても全部合うし、全部美味しくなってしまう。
最後の1枚はやっぱりタルタルで行っておこう。タルタルソースと食感と酸味が、1番味を引き立てている気がするなあ。
・アジフライおかわり!
さて、最初の4枚を食べ切ったので、おかわりを2枚オーダー。揚げ上がるのをしばし待つと、「20番の方~」と呼ぶ声。取りに行くと、今まさに揚がったばかりの湯気のたつような黄金色の2枚が出てきた。
今一度、中濃ソースをたっぷりかけて頂きます。ホカホカの揚げ立てだけあって、歯ざわりがイイ! 高感度の収音マイクで噛む時の音を録りたいくらいだよ。
2枚をペロリといっちゃって、さらに1枚おかわりしました。まだまだ食えそうだけど、今日は7枚でやめておこう。
最後はやっぱり原点回帰でタルタルソース。この組み合わせは鉄板だよなあ。アジフライとタルタルソースの組み合わせは、日本の洋食の発明といっても過言ではないだろう。最高と言わざるを得ません。
ということで、三陽食堂の美味しいアジフライ。食べ放題は14時半からなので、お時間をお間違えなく。私のように1時間半待つことになっちゃうぞ。
なお、お店に行けない人は株式会社三陽のオンラインショップで冷凍商品をお買い求め頂きたい。刺身鮮度のアジフライをご賞味あれ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 三陽食堂 東京駅ヤエチカ店
住所 東京都中央区八重洲2丁目1八重洲地下街中4号617区画
時間 10:30~21:30(L.O.21:00)
参考リンク:株式会社三陽、オンラインショップ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24