三鷹・武蔵境・小金井の多彩な6店。ランチタイムに行きたいニューウエーブなおすすめグルメ

3/13(木) 8:30配信

旬の食材を生かしたレストランから土地の恵みを堪能できる定食店、オリジナリティーあふれる世界の味など、知っておくと毎日が楽しくなるようなお店をセレクト。手間隙かかっているのに地元思いの低価格にも感謝！

自然の味わいを一人一人に合わせて表現『Eucal(ユーカル)』【三鷹】

栗かぼちゃと黒舞茸のニョッキ2000円、ブラウンマッシュルームのサラダ1600円（ハーフサイズ）。

津軽鴨フィレのロースト3900円（ハーフサイズ）にはニンジンのピューレとちぢみほうれん草を添えて。

季節の食材を用いて、イタリアンやフレンチなどの調理法で仕上げた料理を提供。素朴な自然を描いたような盛りつけも繊細で美しい。「日常の延長線上にありたいんです」と話す店主・大谷さんのおすすめはアラカルト。客が頼んだ料理の順番やワインに合わせて味付けや付け合わせを変えるという。好きなものを選びながら、さりげなく全体のバランスが考えられているなんて、最高だ。

井の頭公園の目の前に2022年オープン。ガラス張りで自然を感じながらゆったりと。

『Eucal』店舗詳細

Eucal（ユーカル）
住所：東京都三鷹市下連雀1-14-1／営業時間：17:00～23:00（土・日・祝は12:00～15:00・17:00～22:00）／定休日：月・火(祝は営業)／アクセス：JR中央線三鷹駅から徒歩17分

近所の野菜をたっぷりいただきます！『旬菜屋おん』【武蔵境】

週替わり定食のイサキとカンパチのトマト煮定食1400円。味噌汁も野菜がたっぷり！定食のもう1種類は肉料理を用意。

武蔵境や井の頭公園でのシェアキッチンを経て、2024年11 月にオープン。定食のメインと副菜4品のほぼ9割を占める野菜は、近隣の農家から仕入れたもの。ゆでることの多いカリフラワーはポタージュ風のソースにしたり、切り干し大根はゆず風味に仕上げたりとちょっとしたひねりがあり、新しい発見にもワクワクする。総菜や弁当の販売のほか、自家製ケーキとコーヒーなどでカフェ使いもOK。

定食の主菜や副菜のほか、日替わりおかずが持ち帰りの総菜に。定番ののりから弁当1000円も。

アパレルの仕事から料理の世界へ飛び込んだという店主の若木いく実さん(右)とスタッフの東さん。

『旬菜屋おん』店舗詳細

旬菜屋おん
住所：東京都西東京市新町1-13-10／営業時間：11:00～18:00／定休日：日・月・木／アクセス：JR中央線・西武鉄道多摩川線武蔵境駅から徒歩20分または西武バス「ひばりヶ丘駅」行き約9分の「岩倉高校グラウンド前」下車2分

スパイスの中に潜む中華や洋食の技が決め手『青空カリー』【武蔵小金井】

バターチキンカレーのサラリとした口当たりに驚き。ふわりと漂うカルダモンの香りですっきり感もありながら、鶏ガラや香味野菜でとったブイヨンをベースに生クリームなどを合わせたことで生まれる厚みのある味わいに唸る。中華料理店で働いていたという店主・浅野恭史さんがどうしても作りたかったという麻婆豆腐も秀逸。ラムの香りと自家製ラー油、カレー粉の一体感はやみつきだ。

羊肉四川スパイス麻婆豆腐1100円、黒酢ソースや塩で味わうラムハツのレアステーキ820円、ヒヨコ豆サラダ680円。

『青空カリー』店舗詳細

青空カリー
住所：東京都小金井市前原町3-18-19 日興パレス小金井パート2 101／営業時間：11:30～14:30LO（金は休）・18:00～21:30LO（日は11:30～14:30LO・17:00～20:30LO）／定休日：月／アクセス：JR中央線武蔵小金井駅から徒歩10分

ガレット＆シードルをもっと身近な存在に『蕎麦と林檎と』【三鷹】

3種きのこと塩漬け豚のガレット1400円。フランスと同じ直径40cm。シードルはグラス600円～。

店主の中田大作さんがフランスに住んでいたときによく食べていたという庶民的なガレットをイメージ。栃木県産の3年熟成と北海道産の天日干しのソバ粉をブレンドした生地は、外はサックリ中はもっちりとして味わいが濃く、風味も豊か。一緒に楽しみたいシードルは試しやすいように、リーズナブルな価格帯で提供する。ランチはスープや前菜、デザートの組み合わせを選べるのもうれしい。

レバーパテ750円はパリパリに焼いたガレット生地付き。ラム肩肉のシードル煮込み850円ほか。

『蕎麦と林檎と』店舗詳細

蕎麦と林檎と
住所：東京都三鷹市下連雀3-16-17 三鷹オリエントプラザ101／営業時間：月・火は11:30～19:00、木・金は11:30～15:00・17:30～22:00、土・日・祝は11:30～22:00／定休日：水／アクセス：JR中央線三鷹駅から徒歩5分

定食が食べたくなったらいつでも気軽にどうぞ『定食カフェ白（しろ）』【東小金井】

タラみぞれ煮とマグロ刺身小鉢1200円。小鉢は野菜の炊き合わせのほか、定食の内容は肉もあり。

店主・金井雄一さん自身が中途半端な時間帯の食事に困った経験から、朝から夜まで気軽に定食が食べられるお店に。魚の骨は取り除き、丁寧にひく出汁などに、会席料理店や寿司店などで約35年間働いてきたという金井さんの確かな腕を感じる。小鉢も副菜も主菜と同じくらいの量があり、ボリュームも満点だ。主菜や小鉢を追加で注文もできるので、ちょっとお酒を飲みたい人にもぴったり。

合鴨と春菊のおひたし600円やあん肝ポン酢700円など一品料理のほか、日本酒や国産ワインもある。

『定食カフェ白』店舗詳細

定食カフェ白（しろ）
住所：東京都小金井市梶野町4-2-32 MAC東小金井コート105／営業時間：11:00～19:30LO（土・日・祝は8:00～※朝ごはんは10:30LO。食材がなくなり次第終了）／定休日：月（金不定あり）／アクセス：JR中央線東小金井駅から徒歩8分

ハンバーグからつまみまで。懐の深いバーダイニング『BOUNCE（バウンス）』【武蔵境】

自家製チーズソースがたっぷりかかった、チーズハンバーグW1485円。クラフトビール715円。

近所で10年ほどイタリアンバルとして営業し、2022年に現在の場所へ。移転を機に追加されたハンバーグが、ランチは500円(単品)というリーズナブルな価格と、肉々しいジューシーな食感で大人気に。夜は自慢のハンバーグに、ピザやアヒージョ、もつ煮などの酒のつまみも加わり、ふらっと足を運べるバーのような存在でもある。日替わりで4種揃う生のクラフトビールやカクテルも多彩。

ローストビーフ660円は丼1300円でも提供。エビのアヒージョ880円(バゲット付き)。

『BOUNCE』店舗詳細

BOUNCE（バウンス）
住所：東京都武蔵野市境2-2-9 サカイヤビル1F／営業時間：11:30～15:00・17:00～24:00ごろ／定休日：月／アクセス：JR中央線・西武鉄道多摩川線武蔵境駅から徒歩3分

取材・文＝井島加恵　撮影＝原幹和、井原淳一
散歩の達人2025年2月号より

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記事へのご意見最終更新: 3/13(木) 8:30

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