眠いのに眠れない!? 新生児の“神経質モード”突入と90分サイクルの秘密とは【90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!】
【生後2週間~3か月】
90分周期がはじまると疲れると泣く傾向が強まります
生後2週間をすぎても、赤ちゃんはまだまだよく眠ります。だいたい1日に15~16時間くらいですが、さらに長く眠ることもあるでしょう。
そしていよいよ、眠りの90分周期がはじまります。
この時期は育児が大変になってくるころでもあります。
ひたすら寝てばかりだった最初の1~2週間がおわると、赤ちゃんは眠いのに起きている状態を不快に感じ、機嫌が悪くなることが増えてきます。
それまではリビングルームのカーペットの上でもことんと眠れていた赤ちゃんでさえ、神経質で頑固になります。疲れると泣く傾向が強くなるのもこの時期です。
そのうえ、育児休暇をとっていた家族が仕事に復帰したり、産後の手伝いにきてくれていた家族が帰りじたくをはじめたり、負担は増える一方です。
けれどもありがたいことに、赤ちゃんがよく泣くようになるのは、睡眠の90分周期がはじまる時期とほぼ同じです。90分周期を予測できると、NAPSメソッドを活用してこの大変な時期をのり越えることができるでしょう。
わたしにも経験があります。2番目の子どもがこの時期に入ったときのことです。なんとか自分を見失わないでいられたのは、この90分周期を知っていたからでした。
つらくて大変なときこそ、赤ちゃんが起きてから90分たてば、また眠りにつくということを思いだしてください。そして、赤ちゃんを刺激の多い環境から移し、NAPSメソッドで十分眠れるようにしてあげましょう。
90分周期のおわりを知らせる眠りのサインも、そろそろできはじめているかもしれません。注意して見てみましょう。
【出典】『90分周期で9割の子が本当に眠ってくれる!』著:ポリー・ムーア, 監修:成田 奈緒子