高校生の放課後居場所づくり 関根学園生徒会がミュゼ雪小町で実証実験
高校生が学校帰りに気軽に立ち寄れる居場所を作ろうと、関根学園高校の生徒会が本町5丁目のミュゼ雪小町の多目的室を放課後に開放して高校生に利用してもらい、ニーズや課題を探る実証実験を行っています。
関根学園高校の生徒会12人は、高校生にとって魅力的なまちにするには何が必要かを去年の9月から探っています。これまで生徒から直接話を聞いてまとめた結果、多くの生徒が学校帰りに気軽に立ち寄れて、高校生同士が交流できる場所を求めていることがわかりました。
これを受けて生徒会は、理事長や校長と意見交換を重ね、今年3月に中川市長に場所の提供など協力を要請しました。
生徒会では市の協力のもと、放課後に自由に勉強したり他校の生徒とコミュニケーションが取れる場として、ミュゼ雪小町の多目的室を開放する実証実験を28日(月)から始めました。生徒会では他校の生徒にも自由に立ち寄ってもらおうと、利用を呼び掛ける動画を作成し各学校にPRしてきました。初日は関根学園高校の生徒が自主学習する姿がありました。
生徒
「模試の勉強と課題をする。物理と数学の点数を伸ばしたい。図書館だと大人もいる。高校生が集まる場所で勉強できるのがいい。」
関根学園高校 渡邉隆理事長
「高校生がまちへ出ていくという新しい雰囲気づくりをしたい。こういう場所を開くと、勉強している子が入ってきたり意外なことが出てくる。実証実験でこんな居場所が必要というレポートができそう。」
多目的室には意見や要望などが書き込めるボードが設置されていて、訪れた高校生が自由にコメントできます。
初日は中川市長が視察し、利用した生徒から話を聞いていました。
片桐優 生徒会長
「こういう居場所を作ることで他校の生徒との交流ができる。いろんな高校生と話して自分の高校のいい場所などを話してみたい。」
実証実験は来月8日まで行われ、結果は、生徒会が年度内にまとめて校内で発表することになっています。