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【大阪・関西万博】思わず踊りだしたくなる!? シグネチャーパビリオン「クラゲ館」に潜入レポート!

anna(アンナ)

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2025年4月13日(日)、大阪・夢洲を舞台についに開幕した「大阪・関西万博」。未来を感じられる体験がいっぱいで、気になるパビリオンも盛りだくさん! 編集部も実際に会場へ足を運び、見どころや楽しみ方をレポートします♡

今回annaが潜入したのは、シグネチャーパビリオンのうちのひとつ、「いのちを高める」をテーマにした「いのちの遊び場 クラゲ館」。無料エリアも予約体験エリアも余すところなく楽しんできました!

( Index )

「いのちの遊び場 クラゲ館」とは?巨大な木の下で音遊びを楽しもう!予約者限定! 地下「いのちの根っこ」を公開万博でしか楽しめない音楽体験を!

「いのちの遊び場 クラゲ館」とは?

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会場のシンボルである「大屋根リング」の真ん中には、こちらも万博の象徴ともいえる、8人のプロデューサーが主導するシグネチャーパビリオンが集結しています。

その中でも小高い丘に大きな木がそびえる「いのちの遊び場 クラゲ館」のプロデューサーは、ジャズピアニストであり、数学研究者であり、教育者である中島さち子氏。“いのちが躍る、いのちが歌う、いのちがひらく 〜STEAM:ワクワク! を探す旅へ〜”をコンセプトに、さまざまな技術やアート、音楽などが交錯する体験が楽しめます。

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丘の頂上にある土の広場「いのちのゆらぎ場」には、4,600本もの木片を組み合わせたというシンボリックな“創造の木”がドン! 枝を揺らすようにやさしい風が吹き、地中には水が流れているため、これから暑くなる夏には貴重な避暑スポットとしても活躍してくれます。

巨大な木の下で音遊びを楽しもう!

ここからは「いのちのゆらぎ場」を中心に、予約なしでも体験できる地上エリアの魅力をご紹介します!

隠れた遊びが詰まった「プレイマウンテン」

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「いのちのゆらぎ場」に向かう道中にも、五感を刺激する遊びを発見! 地中からにょきにょきと生えた真っ白なオブジェの正体は、実は楽器。風が吹いたり、手でやさしく触れたりするとチリチリと軽やかな鈴の音が響きます。

見上げると発見! 巨大「ミドルクラゲ 海月」

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「いのちのゆらぎ場」に着くと出迎えてくれるのは、頭上に鎮座する巨大なクラゲのアート作品。各国でごみになっていたペットボトルを使ってつくられたクラゲには、作品づくりにかかわった国内外の人たちの思いや夢がつづられています。

穴の開いた中心部分の下に立つと、ピアノの音が空から降ってくるような不思議な体験ができますよ!

どんどん増殖していく「Co-Kurage」

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創造の木に吊り下がっているのは、廃棄されたLANケーブルを組み合わせてできたカラフルで大きな短冊。この短冊には「いのちが高まる瞬間は?」といった“問い”が書かれており、自分の想いや考えを自由に書くことができます。

みんなの“答え”でいっぱいになった短冊は、一つひとつが会場を彩るモニュメントとして飾られていくので、過去の自分の言葉を探してみたり、いろいろな意見をじっくり読んだり、ずっと眺めていられるおもしろさが詰まっていました。

音と光のモニュメント「角命」

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とってもヘンテコな形をした「角命」は、なんと910個もの正三角形が組み合わさってできたモニュメント。パーツに触れるとユニークな音が鳴り、そのときどきによって色の違う光が躍るように広がります。音も光もまるで生きているかのような反応を見せてくれるので、わくわくしていろいろな場所に触れてみたくなる作品でした。

クセになる触りごこちの「音触」

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テーブルの上に広がる大小さまざまなゲルを押すと、押した場所が光り、音を奏でてくれます。スライムのような、もっちりとやわらかいゲルの感触もユニークなので、ずっと押し続けていたくなるはず!

見るだけでも楽しい「ごちゃまぜオーケストラ」

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“だれもが音楽家! すべてが音楽の種(楽器)!”をコンセプトにした「ごちゃまぜオーケストラ」は、ARを使った初めての音楽体験。

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参加方法はとっても簡単で、モニターの前に並んでいる楽器や動物、音が描かれたカードをかざすだけ。そのカードに合わせて、モニターに映像が飛び出してきたり、音が流れ出したりと、愉快な変化が起こります。どのカードでどんなアクションになるのか、いろいろ組み合わせを試してみたくなりました。

ほかにも、無料で楽しめる体験や必見のモニュメントがずらり。スライドでご紹介するので、ぜひチェックしてください!

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「いのちのゆらぎ場」の一角にあるモニターにも注目を。画面下の「音色セレクター」は、好きな色を押すと会場の音と光が変化! 特に夜になるとその光の違いが分かります

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日本だけでなく、世界中の0歳から120歳の人たちが思い思いのクラゲを描いた「希望のピアノ」。訪れる時間によって、実際に弾くこともできます

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エチオピアなど世界のさまざまな民族楽器を集めたコーナーには、デジタルなものからアナログなものまで見たことのない楽器がずらり。実際に音を出してみてください!

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パソコンを解体した廃材を使って生まれた足踏みタイプの「転生オルガン」も、体験できる楽器のひとつです

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会場のあちこちで見られるアート「よろこびの壁」は、よく見ると小さなタイルを組み合わせてつくられています

予約者限定! 地下「いのちの根っこ」を公開

エレベーターで地下空間に向かうと、カラフルな色と音楽に包まれた地上とは一変。予約制の体験エリア「いのちの根っこ」には、なんだか落ち着くような、ドキドキするような、うす暗い闇が広がります。

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最初に降り立った「わたしを聴く」フロアでは、巨大な木の根っこのようなベンチに座り、暗闇で聞こえてくる音に耳を澄ませます。空間のあちこちから聞こえる音に集中してみるものの「水が流れているのかな?」「このカチカチした音はなに?」と、正体不明なものばかり。

実はこの音は、世界中からいろいろな音をフィールドレコーディングで集めてきた自然の音。座る場所によっても聞こえ方や感じ方が異なるそうなので、何度でも訪れてみたくなりました!

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次のフロア「わたしを祝う」は、360度をぐるりとスクリーンに囲まれた世界です。さまざまなクラゲがふわふわと漂う映像がはじまったとたん、「大きなクラゲが急に表れるのがおもしろい!」とこどもたちは大はしゃぎ。

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映像は世界各国の民族の仮面や独創的な祭りに移り変わり、迫力満点のシーンの連続に圧倒されっぱなし。息つく暇もないほどひっきりなしに映像が切り変わり、どの瞬間も見逃せません!

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ラストには、約80名の多様な人たちが楽しく歌い踊りながらぐるぐると回る映像がスタート。実際に会場内でも日替わりで音楽家が登場して生演奏をするとあって、そこはまるでパレードのど真ん中! 映像に映る人たちと一緒にホールを巡れば、参加者もどんどん笑顔になっていくようでした。

万博でしか楽しめない音楽体験を!

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「いのちを高める」がテーマのシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」は、身近な “音”の新しい楽しみ方が散りばめられた、こどもも大人も夢中になるスポットです。

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写真中央がプロデューサーの中島さち子さん

それぞれの展示で奏でる音は小さいものでも、集まればパビリオン全体がオーケストラになり、みんなで曲を演奏している気分になれちゃいます。ぜひ耳を澄ませて、音に包まれる不思議な感覚を体験してみてくださいね!





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EXPO 2025 大阪・関西万博

開催期間:2025年4月13日(日)〜10月13日(月)184日間
開場時間:9:00〜22:00
開催場所:大阪・夢洲(ゆめしま)
交通:Osaka Metro中央線「夢洲駅」すぐ

シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」

写真・文/小林梢

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