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日中の漁港エギング釣行で600g頭にアオリイカ複数安打【福井県】カーブフォール中にヒット

TSURINEWS

アオリイカ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

福井県・小浜の湾奥の漁港へエギングに行きました。当日は雨が降ってきて短時間の釣りになりましたが、本命アオリイカをキャッチできた釣行の模様をお届けします。

当日の状況

週末は大荒れだったらしく、ウネリが入っている日本海。日中の釣行なので海の様子を見ながら場所を考え、荒れている外海は避け、湾奥の漁港を選択しました。

当日のポイント(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

使用したタックル

タックルは7フィート台のエギングロッドに2500番台のスピニングリール。ラインはPE0.8号にリーダーはフロロ2.5号を使用します。エギはヤマシタのエギ王Kの3号を選びました。

12時に漁港へ到着

曇り空で釣りやすい天候の中、港内から狙おうと思いましたが、港内は非常に濁っていました。地元の漁師さんに声をかけたところ、「朝イチから網を洗ったので港内では釣りにならないよ」とのこと。見えるのは数センチのアオリイカで、ベイトも全くいない状況です。そのため外向きを狙ってみることにしました。

先行者のエサ釣り師さんにお話を伺うと、「朝はアジが釣れたが、今は全く釣れない」とのこと。海を見ても、いつもなら小さなベイトやスズメダイがたくさんいるのに、今日は全くいない状態です。やはり港内の濁りが影響してベイトが入ってきていないようでした。

沖を狙うため、エギ王Kのカクテルオレンジを選択。このカラーは、日中で濁りが入った時にも反応が良いです。足元には全くベイトがいないため、沖にフルキャストして底を探りました。ゆっくり沖に出ていく潮は感じられるものの、反応はありません。

ランガンして600gアオリイカ

居着きのアオリイカを狙うしかないと判断し、1投ごとに堤防を歩きながら探りました。堤防中ほどで、エギを底から1シャクリしカーブフォールさせると「ズン」とアタリ。上がってきたのは600gほどのアオリイカです。カーブフォール中に後ろから追ってきて抱いたのがわかりましたが、アタリの感触から群れではなさそうでした。

600gのアオリイカをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

ここでエサ釣り師さんに魚がヒット。アイゴが釣れていました。やはりアオリイカが捕食するベイトは入っていないようです。その後、ウネリで右に押されていた潮が止まると反応がなくなり、先端のポイントに移動しました。

沖のイカダに向かってフルキャスト。着底から1シャクリでダートを入れ、ゆっくりカーブフォールさせたところ、「ツン」と当たりがありました。上がってきたのは小さなモンゴウイカでした。今年の日本海はモンゴウイカが多く、春が楽しみです。しかし続きません。

小さなモンゴウイカも登場(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

潮が流れ出すと新子サイズがヒット

潮が左に流れ始め、港内の濁りが外に流れ出し、一帯がエギを1m沈めても見えないほどの濁りに変わりました。この状況では底をゆっくり狙うしかないと判断。エギをボルカノロックに変更し、茶色のカラーでシビアなアオリイカを狙いました。フルキャストからの着底後、2段シャクリで上げ、手前に引かないよう操作。潮の流れを感じやすいエギ王Kは使いやすいです。

これを繰り返していると、2段シャクリからのカーブフォール中にラインが止まりました。アワセるとエギサイズの子イカ。フォール中に下から抱いてきた感触で、狙いは正解でしたが、このサイズが沖で触ってくるのは厳しい状況です。

エギサイズの新子がヒット(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

その後も濁りが収まらず、潮が緩み、さらに雨が降ってきたため、15時と早い時間で納竿としました。

釣り終了と振り返り

雨の予報は17時頃だったため、雨が降るまで探るつもりでしたが、2時間前倒しでの終了となりました。このポイントは、例年なら日中でもベイトが多く入ってくるのですが、今回は全くいなかったことが苦戦の原因かもしれません。

帰り支度をしていると、入ってきたエギンガーさんが「日中よりも夜中の方が良い」と教えてくれました。しかし私は日中に釣りをしたいので、また短時間釣行になると思いますが、日本海にアオリイカを狙いに行きたいと思います。

<田村昭人/TSURINEWSライター>

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