ひと針ひと針、源氏物語に想いをよせて ― 「草乃しずか日本刺繍展」が日本橋髙島屋で開幕
日本橋髙島屋S.C.「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」会場
日本刺繍作家の草乃しずかによる振袖、几帳、掛軸、屏風などを紹介する展覧会が、東京で開催される。
草乃は石川県羽咋市生まれ。森山多喜子にフランス刺繍を、丹羽正明に日本刺繍を学び、「アトリエ草乃しずか」を主宰。
着物や帯など伝統的な作品を制作するいっぽう、日常の暮らしの中での日本刺繍の楽しみ方を広く提案し、国内外から幅広く支持を集めている。
今回の展覧会では、源氏物語に登場する姫たちに想いを寄せ、それぞれのイメージでひと針ひと針刺繍した作品を展示。
10年毎に作り続けている「桜日記」も、今回9作目が初お披露目されるなど、あわせて約200点を展示する。
展覧会の開幕初日には俳優の板谷由夏が、草乃による日本刺繍のきもの姿(「源氏物語 紫の上」より 着物:十二帖 須磨 帯:四十帖 御法)で来場。
「草乃先生が想いを込めた着物を着ると背筋が伸びる。近づいて見ると、絹糸のグラデーションの広沢が際立つ。着物と刺繍の相性の良さも、改めて実感したので、ぜひ会場で見ていただければ」と、展覧会をPRした。
「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」は日本橋髙島屋S.C. 本館8階 ホールで、2024年8月30日(金)〜9月16日(月・祝)に開催。入場料は一般 1200円など。
日本橋髙島屋S.C.「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」会場 (左から)女優の板谷由夏さん、草乃しずかさん
日本橋髙島屋S.C.「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」会場
日本橋髙島屋S.C.「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」会場
日本橋髙島屋S.C.「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」会場 (左から)几帳《初音》、《紫式部》
日本橋髙島屋S.C.「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」会場 (左から)飛翔 ― 桜伝説 ― その2、飛翔 ― 桜伝説 ― その1
日本橋髙島屋S.C.「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」会場