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横浜GRITS 堅い守りで新人賞 GK冨田開選手(25歳)

タウンニュース

新人賞の盾を持つ冨田選手

KOSE新横浜スケートセンターをホームアリーナとするアイスホッケーチーム「横浜GRITS(グリッツ)」。今シーズンは5位に終わったが、冨田開選手(GK)が新人賞を獲得した。21試合出場し、被シュート数675本、619本をセーブという結果。冨田選手は、「一試合一試合、勝ちにこだわった」と話した。

新人賞は、シーズン中に最も活躍した若手選手1人が選ばれる賞。冨田選手はプロ1年目で、今シーズンからグリッツに所属している。新人賞を受賞したことに対して、「目標にしていたためうれしい」と喜びを口にし、「チームの守りが固くなり、選手たちが細部にこだわって守ってくれたからこその受賞。チームに助けられた部分が多い」と振り返った。

反応の良さ、武器に

グリッツには冨田選手を含めGKが3人いるが、氷上に立てるのは1人。出場時は、「仲間の思いを背負って、自分のすべきことをする」と力強く語る。

冨田選手の特徴は反応の速さ。視覚からの情報を脳が受け取って手に指令を出して動かす「ハンドアイコーディネーション」を鍛える練習を取り入れている。プロとして競技することの責任を感じるが、「シュートを止めた時のうれしさなど、常に始めた時の感触は忘れないようにしている」と話す。

青森県出身の冨田選手。6歳の時、知人に誘われてアイスホッケーを始め、小3でゴールキーパーのポジションを担うようになった。U―16やU―18の日本代表に選出されたことも。高3の夏に中退して海外へ。アメリカのジュニアリーグ(20歳以下の育成リーグ)、北米大学ホッケーリーグなどを経験してきた。ハイレベルな環境に身を置いたが、「アメリカのプロ選手は競争率が高く、通用しない」と思った時期があった。

アイスホッケーを続けるか悩んでいる時に、グリッツから声がかかった。チーム関係者らの思いを聞き、また、競技と仕事を両立する「デュアルキャリア」を掲げるチームに、「日本のアイスホッケーの未来の形」だと感じ入団した。現在は選手だけでなく、旅行会社で働く一面も持ち、外国人が日本を旅行する時のプランを考える。「英語で日本の良さを伝えられる」と海外経験が生きている。

優勝目指す

来季の所属チームはまだ決まっていない状況ではあるが、「アジアリーグでも海外のチームでも、どこにいても優勝する」と目標を口にする。また、今シーズンは2位で逃してしまった「ベストGK」も狙う。

ゴールを守る冨田選手(C)YOKOHAMA GRITS

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