【親子で読みたい】東広島で誕生したミニマムなモビリティロボット「mibot(ミボット)」について開発者に聞いてみた!
※この記事は、子ども達にも楽しんでもらえるよう文章をやさしくしています。
みんなが暮らす東広島で、未来へ挑戦するロボットが誕生したことを知っていますか? この特集では、そんなロボットたちの姿と、開発にかけた人たちの思いを紹介します。いつかあなたも、ロボット開発の仲間になる日が来るかも!
「移動が不便」を解消!ミニマムなモビリティロボットmibot(ミボット)
東広島市西大沢のKGモーターズは、小型電気自動車の「mibot(ミボット)」を開発・製造しているよ。一人乗りで、狭い道もスイスイ。開発した人はミボットを「モビリティロボット」と位置付けて、将来の移動がより便利に、より楽しくなるよう、さまざまな工夫をしているんだ。
ミボットのすごいところ
・常にインターネットにつながっていて、スマートフォン(スマホ)のようにアップデートできるよ
・一度の充電で約100㌔㍍走れるよ。「100Vコンセント」で約5時間で満タンになるんだ
・コンパクトなボディで、軽自動車で行けないような狭い道でもスイスイ進めるよ
その他にもすごいところはたくさんあるよ。
代表取締役CEO楠さんに聞いた ミボットの開発エピソード
開発しようとしたきっかけは?
私は広島県呉市出身で、小さい頃から「車移動する人のほとんどは一人で短い距離を走っているのに、大きな車しかないのは無駄なんじゃないか?」と考えていました。通勤や買い物など短い距離の移動で、一人乗りで気軽に使える”ちょうどいい乗り物”が世の中にないことに課題を感じ、もっと手軽に、楽しく、そして経済的に移動できる乗り物があれば人々の暮らしが豊かになると考えました。そうした思いから、小型電気自動車「ミボット」の開発がスタートしました。
開発中、悩んだことやうれしかったことは?
ミボットの開発で特に悩んだのは、車体をできるだけ軽くすることです。法律でモーターの出力が制限されているため、軽さが走行性能に直結しますが、それを実現するのは技術的にとても難しい挑戦でした。その分、形になった車を見たお客様から「欲しい!」と言っていただけたときは本当に嬉しく、自分たちの仕事が社会に必要とされていることを実感でき、大きなやりがいを感じました。
ミボットの目指す未来は?
ミボットは、ただの車ではなく「モビリティロボット」という新しい発想の乗り物です。常にインターネットにつながっていて、スマートフォンのようにソフトウェアがアップデートできるのが特徴です。ミボットが広がることで、もっと多くの人が気軽に移動できるようになり、「移動が不便」という課題をなくして、移動そのものが楽しくワクワクするような未来をつくっていくことを目指しています。
開発者からみんなへ
KGモーターズは、「一人で気軽に移動できる小さな電気自動車があれば、暮らしがもっと楽しくなる」という想いからミボットを開発しています。メンバーは、自分が「世の中に必要だ」と思ったことを信じて常識に負けないようにがんばっています。みんなも自分が信じたものを誰になんと言われても貫けるようにがんばってください。
プレスネット編集部