被爆80年「ピースナイター2025」 8月13日阪神戦を特別生中継 吉川晃司さん始球式・歌唱
RCCテレビは、被爆から80年という節目の年を迎える今年も、スポーツを通して平和の尊さを伝える特別企画『ピースナイター2025』の模様を生中継で届けます。
放送日は2025年8月13日(水)。舞台は広島カープvs阪神タイガース戦が行われるマツダスタジアム。試合開始に合わせ、18時15分から21時58分までの3時間43分にわたり、熱戦とともに平和へのメッセージを全国に届けます。
【写真】緑色の「ピースナイター新聞」で球場全体が緑に染まる様子
吉川晃司さん始球式のピースナイター
「ピースナイター」は、被爆地・広島から平和への願いを発信することを目的に、2008年から毎年実施されており、今回で18回目の開催となります。今年は被爆80年という特別な節目にあたり、例年以上に多くの想いが込められた開催となります。
当日は、カープの選手、監督、コーチ全員が、平和を誓う1日限定の背番号「86(ハチロク)」の特別ユニフォームを着用。広島出身のアーティスト・吉川晃司さんによる始球式も行われ、イベントに華を添えます。
この取り組みは、広島にとって特別な意味を持つ「8月6日」への慰霊と平和への願いを込め、被爆の記憶と教訓を次世代へとつないでいく大切な機会です。RCCテレビは、このメッセージをより多くの視聴者に届けるべく、今年もピースナイターを特別編成で放送します。
その他イベント内容
選手・監督・コーチが「86ユニフォーム」と「ピースワッペン」を着用
この日、カープの監督・コーチ・選手たちは、ホーム用ユニフォームをベースにした特別仕様の「86ユニフォーム」を着用。胸のチーム名は筆記体で「Peace」、背番号の上には「HIROSHIMA」、そして背番号には、原爆投下の日付を象徴する「86(8月6日)」があしらわれています。ピースナイターでの特別ユニフォーム着用は、被爆70年を迎えた2015年以来10年ぶりの実施となります。
さらに、カープの全選手および審判団は、原爆ドームと鳩をモチーフにした「ピースワッペン」をユニフォームの袖に装着し、平和への願いを込めて試合に臨みます。
試合前・イニング間に平和メッセージを放映
試合開始前およびイニングの合間には、広島県知事・広島市長からの平和メッセージ、ならびに生協組合員の家族が語る平和への想いを映像で紹介。球場の大型ビジョンを通じて、来場者と共に平和の大切さを再確認する機会となります。
「ピースライン25」で球場全体が祈りの空間に
5回裏終了後には、「ピースライン25」と題した特別演出を実施。来場者全員に配布される緑色基調の「ピースナイター新聞」を掲げることで、スタジアム全体を平和の象徴である緑色に染めます。
また、原爆ドームの高さ25mにちなんだ内野2階最上部の観客には、赤色の「ピースポスター」を掲出して、「ピースライン」を象徴的に表現します。
この演出中には、広島出身アーティスト・吉川晃司さんがジョン・レノンの名曲「イマジン」をアカペラで歌唱。グラウンドでは、世代を超えた中高生・小学生たちが「祈りの輪」と題した平和パフォーマンスを展開し、未来へつなぐ祈りを形にします。
折り鶴を通して願いを繋ぐ「折り鶴ブース」
会場内には、「PEACE おりがみ」を使って折り鶴を折ることができる体験型ブースも設置。おりがみには、カープ坊ややスラィリーのイラストがデザインされており、親子連れにも人気のコーナーとなりそうです。
カープの監督や選手が実際に折った折り鶴も展示される予定で、多くの来場者が平和への思いを折り鶴に託す機会となります。
ピースナイター2025 概要
[日時]
2025年8月13日(水)18:00試合開始
[対戦カード]
広島カープvs阪神タイガース
[試合前セレモニー]
17:54頃~
・黙とう
・吉川晃司さんによる始球式