都筑区茅ケ崎中央のモリシタダンススタイル 社交ダンス 「兄姉」・「妹妹」で日本一 年長ペアは世界選手権へ
都筑区茅ケ崎中央のモリシタダンススタイルに通う赤瀬優斗さん(15・青葉区あざみ野在住)と吉崎空乃さん(14・都筑区中川在住)ペアと優斗さんの妹・陽香さん(11)と空乃さんの妹・月乃さん(11)ペアが、7月20日に中区で開催された社交ダンス大会「第20回オールジャパンジュニアダンススポーツカップ2025」で同時優勝を果たした。
ジュニア社交ダンス最高峰の同大会。スタンダード部門は優雅でフォーマルな雰囲気、ラテン部門は情熱的でダイナミックな動きが特徴。同性同士の出場も可能で、2回の予選と準決勝を経て、決勝では6組が一斉に約1分半のダンスを披露する。
優斗・空乃ペアは文部科学大臣賞争奪ジュニアラテン部門に出場。今大会と同様、世界選手権の代表選考会も兼ねた4月の大会でも優勝しており、ここで結果を残せば代表の座が見えてくる一戦だった。
2人とも予選前から緊張が隠せない様子だったが、徐々にペースを取り戻し、決勝まですべて1位通過。決勝では終盤、体力が限界に近付く中、先生や両親の顔を思い浮かべて踊り切り、優勝をつかみ取った。優斗さんは「競技中は無我夢中だったが、上位入賞者が観客の前で踊る”オナーダンス”では皆の笑顔が見え優勝を実感できた」と振り返る。
年少ペアも堂々優勝
陽香・月乃ペアは小学生4〜6年ラテン部門に出場し、こちらも決勝まで順調に1位通過。ラテン部門の前に行われたスタンダード部門では惜しくも2位に。その時敗れたペアと一緒に決勝に残った。「後悔しないよう練習の成果を出し切った」と陽香さん。月乃さんは「優勝とわかったらうれしくて抱き合った」と喜びをにじませた。
優斗・空乃ペアはこれまでの実績を鑑み、11月にルーマニアで開かれる世界選手権の日本代表に選ばれる見込み。空乃さんは「代表に選ばれたら初心に帰って、挑戦者として世界に挑みたい」と意気込みを語った。
両ペアを指導した森下晃さんと奈央さんは「上の2人は胸を借りるつもりで世界へ。下の2人も兄・姉の背中を見てより進化していってほしい」とエールを送った。