愛犬をお祭りに連れて行ってはいけない?5つの理由や迷子や事故などの注意点をご紹介
愛犬をお祭りに連れて行ってはいけない?
夏を迎えてお祭りのシーズンになると、愛犬も一緒に連れて行こうと考える飼い主さんも多いのではないでしょうか?近所でやっているお祭りなら、お散歩感覚で気軽に連れて行っている人もいると思います。
しかし、お祭りの規模や状況によっては、犬を連れて行くのに適さない場合もあるということを理解しておいてください。
私たち人間にとってお祭りはとても楽しいものですが、犬のために考えられたイベントではないため、危険やトラブルの要因も潜んでいます。
次に紹介する「犬をお祭りに連れて行かない方がいい理由」をチェックして、愛犬を連れて行っても問題がないお祭りなのかどうかを、しっかりと判断するようにしましょう。
愛犬をお祭りに連れていかない方がいい理由
ここからは、お祭りに犬を連れて行かない方がいい理由とともに、お祭りに連れていく場合に注意しておきたいことや対策を解説します。愛犬をお祭りに連れていくか迷っている人は、ぜひチェックしておいてください。
1.大きな音に驚いてパニックになる
お祭りでは太鼓や花火など、様々なシーンで大きな音がすることが多いと思います。そうした習慣的な破裂音や、お腹に響くような音を苦手に感じる犬は多く、ストレスに感じたりパニックになったりすることがあります。
大きな音を聞いて犬が精神的に疲れてしまうだけでなく、音を聞いてパニックになることで逃げ出し、迷子になってしまう恐れもあります。音に過敏なタイプの犬は、できるだけお祭りに連れていくことを避けた方が無難でしょう。
2.人混みで踏まれたり蹴られたりする
多くの人が参加するお祭りでは、人混みも発生します。自分の足元もよく見えないような人混みの中で犬を歩かせると、犬の足が踏まれてしまったり体を蹴られてしまったりすることがあります。
広々としたところからお祭りの様子を見ているというのであれば問題ありませんが、人混みを通過するときは犬を抱っこしたり、カートを利用したりすることをおすすめします。
3.誤飲・誤食の恐れがある
お祭りではたこ焼きや焼きそば、かき氷、ビールなど、様々な食べ物や飲み物が販売されていることが多いでしょう。そして、それらのものが地面に落ちてしまっていることも少なくありません。
犬が落ちている食べ物や、食べ物のにおいがついた串・割りばしなどを誤食してしまうことがあります。
犬は人間に比べて地面に近いため、落ちている食べ物を見つけやすいうえ、人混みの中では犬が誤食したことを飼い主さんが気づかないこともあり、特に危険です。
4.熱中症になりやすい
これはスペースや状況にもよりますが、お祭りの会場は温度が上がりやすい傾向があります。日中はもちろん、夜であっても人混みの熱気や飲食店の火気で暑く感じたことがある飼い主さんも少なくないと思います。
また、人が多く騒がしい中では、どうしても愛犬の水分補給がおろそかになったり、タイミングを逃したりしてしまうこともあるでしょう。
そのようなことから、お祭りでは犬が熱中症になってしまうリスクが高まるので、連れていく際はいつも以上に注意しなければなりません。
まとめ
お祭りは夏の風物詩でもあり、とても楽しいものだと思います。そのため、お散歩のついでなどに、愛犬も一緒に連れて行こうと考える人も多いでしょう。
しかし、お祭りは迷子や怪我、誤食、熱中症など様々なトラブルを招く恐れがあるため、飼い主さんがしっかりと注意しなければなりません。
また、音や人混みにストレスを感じることがあるので、犬の性格を見極めて連れて行かない選択することも必要でしょう。
さらに、お祭りには犬が苦手な人や犬アレルギーを持っている人などもいると思います。通常の散歩であれば、犬と距離を取れるような状況でも、人混みの中では避けられず思わぬトラブルになることもあります。
犬を連れてお祭りに参加する場合は、他人との距離を取れるように配慮することで、愛犬を守ることにつながるのでぜひ意識してみて下さい。