【小田原 イベントレポ】ミューズ・フェスタ2025 - イベントがたくさん!神奈川県立生命の星・地球博物館の開館記念日
「神奈川県立生命の星・地球博物館」で、開館記念イベント「ミューズ・フェスタ2025」が2025年3月15日(土)~3月16日(日)に開催されました。毎年恒例のこの2日間は、たくさんのイベントがあり入場無料です。当日、行われたイベントをご紹介します。
「神奈川県立生命の星・地球博物館」とは?
JR小田原駅で乗り換えて約10分、「入生田」駅から徒歩3分の場所にあります。
地球と生命・自然と人間が生きることをテーマの自然史博物館として、また神奈川県を中心に、自然史にまつわる資料を集めて保管し、展示している施設です。
イベントではクイズ・ワークショップ・シアターなど、子供から大人まで楽しめるものが多くありました。「企画した催し物はもちろんのこと、地元のみなさんなどによる工夫を凝らしたイベントがたくさんあります。普段の地球博物館では体験できないイベントとなっています」と、施設の担当者は教えてくれました。
マダニの展示&クイズ「マダニ」
画像出典:湘南人
「ダニ」と聞くと、身近に聞く言葉なので、気になる人は多いのではないでしょうか。ここでは草むらや落ち葉にいて、人の皮膚で吸血する「マダニ」を展示しています。大きいもので8mm。吸血すると1cmくらいになるのだとか。生きたまま透明ビンの中にいて、よく観察できました。
山車保存会太鼓の演奏
画像出典:湘南人
1日目は、近隣の自治会による太鼓の演奏がありました。子供から大人までみんなで演奏します。吹き抜けの大きなホールで音が響き渡り、迫力ある演奏がイベントを盛り上げてくれました。
「あれもこれも小田原のたからもの」資料展示とクイズ
画像出典:湘南人
小田原市郷土文化館からの出展で、展示とクイズがあります。クイズが全部正解すれば、缶バッジがもらえます。今から4800年前と5000年前のものを、手に持って触り比べができ、違いを体感できました。
企画展「すな」―ふしぎをみつけようー
画像出典:湘南人
砂つぶの正体である「岩石」。踏んだりすると音がでる「鳴き砂」があり、解説で音を聞くことができます。体験できるコーナーでは、いろいろな砂を布の上から触ることができ、砂の性質を体感できる場所もあります。期間限定の企画展のため2025年5月11日(日)までになります。
「催し物の内容については、展示だけではない普段の博物館活動を知ってもらえるもの、それから見るだけでなく経験・体験できるものとなるように、それぞれが工夫しています」と担当者が教えてくれたように、あちこちでその様子を見ることができました。
常設展示・ミュージアムシアター・レストラン・喫茶・図書室・関連グッズのショップもあり、こちらでも、ところどころで催しをしていました。
今回は、イベントで訪れましたが、通常の日でも大人も子供も十分に楽しめる場所かと思います。
画像出典:湘南人
画像出典:湘南人
最後に施設の担当者に聞いてみました。
―「生命の星・地球博物館」を訪れたことがない人たちにメッセージは?
当館は、今年の3月21日に開館30周年を迎えます。
当館には、世界最古の岩石からつい最近まで山や海にいた生き物まで、自然から切り取られた様々なものが収蔵されています。それらは標本として自然の時間の流れからはずれて、博物館に保管されています。その意味では時間が止まっているのです。だからこそ、急ぐ必要はありません。いつか、展示室で時が止まったままのいつかの自然を旅してみてはいかがでしょうか。
ミューズ・フェスタ2025
開催期間
2025年3月15日〜3月16日 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
開催場所
神奈川県立 生命の星・地球博物館
住所:神奈川県小田原市入生田499
電車:JR小田原駅で乗り換え、箱根登山線 入生田(いりうだ)駅から徒歩3分
駐車場:あり
観覧料
開館記念日「ミューズ・フェスタ」無料
通常時:常設展・有料(中学生以下 無料)