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自家焙煎コーヒーと焼き菓子で魅了する新スポット! 萩市「Nero Bake」

山口さん

昨日紹介した萩市の庭園カフェ「ホトリテイ」の敷地内に、2022年に誕生した「Nero Bake(ネロベイク)」。この小さなベイクショップは、「ホトリテイ」オーナーの息子さんが営む、地元の新たな注目スポットです。確かな腕とセンスが光る「Nero Bake」の魅力をご紹介します。

焼き菓子や自家焙煎珈琲の魅力を伝える写真はこちらをチェック!

東京仕込みの技と地元愛

「Nero Bake」があるのは、萩城址や萩城下町といった観光スポットのすぐ近く。「ホトリテイ」の姉妹店という位置づけで、「ホトリテイ」正門横に位置しています。

看板に「Coffee&chocolate Roaster」とあるとおり、コーヒー豆とカカオ豆の自家焙煎、そして焼き菓子を販売するお店です。

店内に入るとすぐカウンターがあり、焼き菓子などが並んでいます。よく見ると、白のカウンターに石のデザインが施されていて、「ホトリテイ」の枯山水庭園を想起させます。

席数はテーブル2つと4つの椅子。基本テイクアウトを想定しているそうですが、もちろんイートインも可能ですよ。

こちらのオーナー・畔合 守(くろごう・まもる)さんは、「ホトリテイ」オーナー・吉井さんの息子で、高校卒業後に東京にある調理師の専門学校で学び、東京のカフェやレストランで腕を磨いてきました。

2017年にUターンした際には「ホトリテイ」リニューアルを提案。古民家のリノベーションやメニューの一新を手掛け、来客の世代を広げることに貢献しました。

その後、一度東京に戻り飲食業に従事していましたが、コロナ禍を機に再び山口へ。そして、満を持して2022年、この場所に「Nero Bake」をオープンさせました。

「Nero Bake」とは

「nero」はイタリア語で「黒」を意味します。この名前には、守さんの苗字である「畔合(くろごう)」の「くろ」という”読み方”からインスパイアされた意味が込められています。一方、母体である「ホトリテイ」の名前は「畔合」の「畔」という”漢字”に由来。このように「Nero Bake」と「ホトリテイ」は、名前の由来からも深い繋がりを感じさせます。

また、主力商品であるコーヒーやチョコからも「黒」が連想される、という意味も込められているそうです。

自家焙煎コーヒー—一杯に込めた情熱

「Nero Bake」では、コーヒーへの強いこだわりが大きな魅力となっています。守さんは世界中から品質の良い生豆を仕入れ、アメリカ製・ディードリッヒの2.5kg焙煎機を使って自家焙煎を行っています。

産地や精製に応じて、その豆に最適な焙煎度合いを研究。浅煎りから中深煎りを中心に、香りや酸味、コクといったコーヒーの個性を一杯一杯に閉じ込めています。

取材当日、守さんにおすすめされた1杯を淹れていただきました。

コーヒー 600円 (グアテマラ:ゲイシャ種)

一口飲むと、さっぱりとした酸味、フルーティーな味わいを感じました。時間をおいて温度が少し下げて飲むと、また少し甘さがあり違った感覚に。複雑なハーモニーを楽しめる1杯でした。

注文を受けてから丁寧に淹れるコーヒーは、焼き菓子やチョコレートともぴったりです!また、「ホトリテイ」でもこちらで焙煎されたコーヒー豆が使われていますよ。

お店で焙煎されたコーヒー豆は、ポップなイラストの付いたパッケージに入れられて販売していますので、ご自宅でも世界中のコーヒー豆を楽しむことができます。

焼き菓子とチョコレートへのこだわり

コーヒーだけでなく、自家製の焼き菓子やチョコレートにもこだわりたっぷり。焼き菓子はスコーンやガトーショコラ、マフィンなどがあり、どれも美味しそうで迷ってしまいます。

(スコーン:写真左から)

紫芋&カスタード 430円アップルパイ 430円渋皮マロンパイ 430円

注文すると受け取る前に温めてくれるのも嬉しい心配りです。

また、コーヒーと並び、この店で特筆すべきは、ビーントゥバーのスタイルで作られる板チョコレート。守さん自ら世界中から厳選したカカオ豆を仕入れ、一つひとつ丁寧に焙煎して製造していきます。

カカオの風味を引き出し、守さんの試行錯誤で季節ごとに味付けを変えるチョコレートは是非一度ご賞味ください。

今後はオンラインでも

「Nero Bake」では、対面で販売するだけでなく、今後店内で作った焼き菓子やコーヒー豆、板チョコレートなどの製品をオンラインで販売することも目指しているそうです。

萩に来た観光客が、「Nero Bake」に立ち寄ってコーヒーやお菓子を食べ、その味を気に入って今度はオンラインで取り寄せる、という流れが生まれる可能性もありそうですね。

「ホトリテイ」と「Nero Bake」。萩を訪れた際は、是非この2つの店で気持ちの良い時間を過ごし、この地の新たな魅力を発見してください!

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