東京ガス子会社不正アクセスで妙高市の水道利用者延べ約4万件の個人情報流出の可能性
東京ガス(東京都)の子会社「東京ガスエンジニアリングソリューションズ」(東京都)のネットワークに不正アクセスがあった問題で新潟県妙高市は2024年7月19日、東京ガスエンジニアリングソリューションズが管理していた同市の全ての水道利用者の個人情報約4万件が流出した可能性があると発表した。17日午前10時時点で、情報流出の痕跡は確認されていないという。
東京ガスエンジニアリングソリューションズは、同市の水道解析システム保守業務を委託している「北陸ガスエンジニアリング」(新潟市)の協力会社で、17日に同市上下水道局に連絡があった。
流出の可能性があるのは、2021〜2023年度の同市の水道の全利用者1万3000件の使用者名や住所などの個人情報を含む顧客情報で、延べ約4万件。金融機関や口座などの情報は含まれていない。東京ガスエンジニアリングソリューションズのネットワークへの外部からのアクセスはすでに遮断されている。
同市上下水道局は、委託業者を通じて原因の究明や再発防止などの対策を求めるとともに、実際に情報流出が確認された場合は連絡などを速やかに行うとしている。
東京ガスエンジニアリングソリューションズは、今回の不正アクセスで約416万人分の個人情報が流出した可能性があるとしている。