【ダイソー】コーヒー抽出にかける時間がない! ならば『シャワードリップ』でお湯を一気に注いで作ろう!
「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは『シャワードリップ』。適当にお湯を注ぐだけで、手軽にドリップコーヒーが作れるアシストアイテムだ。その使い心地と仕上がりをレビューする!
おいしいし楽しいけど、急いでるときには手早くチャッチャと済ませたい!
ドリップコーヒーの醍醐味と言えば「抽出」。お湯をどのように注ぐかによって、味わいが大きく変わる。筆者もその工程に憧れてハンドドリップを始めた。おいしいし楽しいし、日常のちょっとした楽しみとしては満点だ。
だが、単にコーヒーが飲みたい時にお湯を注いで抽出するのは、はっきり言って面倒くさい。朝の忙しい時や家に帰って疲れた状態でハンドドリップは、手間がかかるのひと言に尽きる。(筆者はそんな気分の時用にインスタントを常備している。)
しかし、そんな面倒くさい時でも、手軽にドリップコーヒーを入れられるアシストアイテムがダイソーにはある。それが『シャワードリップ』(13×5.8×13cm・希望小売価格 税込110円・発売中)。ドリッパーの上にセットし、お湯を一気に注ぐだけでドリップコーヒーができる商品だ。
『シャワードリップ』の構造と対応ドリッパー
この仕組みを実現しているのが、底に空けられた6個の穴。お湯を一気に注いでも、この小さな穴から少しずつ落ちるので、コーヒー粉を崩さずに抽出できるというわけだ。材質はAS樹脂。
また、底の中央部分が盛り上がっているのも『シャワードリップ』の特徴。湯量が多い時は6個の穴からお湯が落ちるが、最後は3個の穴からお湯が落ちる。こうすることで、なるべくお湯が残らないように作られている。
お湯が多い時はシャワーのように落ちる
始めはシャワーのように線状にお湯が出て、最後はぽたぽたと滴るように落ちてきた。
お湯が少なくなるとぽたぽたと水滴のように落ちる
目盛り付きだから湯量の管理の必要なし
お湯は一度に200mlまで注げる。目盛りも付いているので、どれくらいお湯を注ぐかあらかじめ決められるのも便利なポイントだ。スケール(はかり)で重さを量る必要がないから、サッと淹れられる。
対応ドリッパー
対応サイズは7~12cm(目安:1~4人用の01・02サイズ)。
コーヒーを淹れてみた
それでは『シャワードリップ』を使ってコーヒーを淹れてみよう。今回使用したドリッパーはハリオの02円錐ドリッパー。
そして『シャワードリップ』を上から被せる……のだが、1点気を付けなければいけない。ドリッパーからペーパーがはみ出ていると、『シャワードリップ』を安定して置くことが出来ないのだ。いつものようにコーヒー器具を準備し、コーヒー粉を入れる。
小さいペーパーを使うか、必要に応じてペーパーをカットしてからセットしよう。
抽出
ここまで出来たらあとはお湯を『シャワードリップ』に注ぐだけ。やかんやケトルからドバっと注げるから、ドリップポットなどを用意しなくていいのもメリット。目盛り付きなので注ぎすぎる心配もない。
お湯はゆっくりと、しかし着実に下へと落ちていく。抽出の技術が不要で集中する必要がないから、とても気楽に淹れられる。
ただし、ハンドドリップと比べて投入する湯量が少ないため、1杯分でも時間がかかってしまった。作業をしながらであれば問題ないが、早く飲みたいときは向いていないかもしれない。
仕上がりは軽くて飲みやすい。ドリッパーとの組み合わせも大事かも
出来上がったコーヒーは、軽くすっきりとした味。良く言えばクリアで飲みやすく、悪い意味では深みの無い味だった。
抽出後のドリッパー内部
これはおそらく、円錐ドリッパーを使ったため。円錐ドリッパーは湯が抜けやすい構造なので、お湯を少しずつ入れるとコーヒーの成分が抽出される前に下に落ちてしまうのだろう。
「おこのみドリッパー」でも抽出してみた
そのため、『シャワードリップ』を使う場合は、台形ドリッパーや以前レビューしたダイソー「おこのみドリッパー」が向いていそうだ。ためしに「おこのみドリッパー」で入れてみると、苦みがくっきりと感じられる味わいとなった。
抽出の工程をお手軽にしてくれる『シャワードリップ』。ドリッパーとの組み合わせによって仕上がりが変わるが、手軽にコーヒーを淹れられるのは大きな魅力。楽しくはずのドリップ作業にストレスを感じている人は、導入してみてはいかがだろうか。
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