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昭和レトログッズに囲まれた癒しの空間「ルスカフェ」【福岡県久留米市】

フクリパ

昭和レトログッズに囲まれた癒しの空間「ルスカフェ」【福岡県久留米市】

いつの時代でも「カフェ」という存在は人々をトリコにします。近年のSNS人気も相まって、おしゃれなカフェ巡りを楽しむ女性も多い中、脚光を浴びているのが「昭和レトロな喫茶店」や「ネオ喫茶」と呼ばれるお店。中年以上の方はノスタルジックを感じ、若者にとってはおしゃれなカフェにないレトロ感が斬新だと感じるんだそうです。この記事では福岡にあるそんな「昭和レトロを感じられる喫茶店」や「ネオ喫茶」をご紹介していきたいと思います。

「ルスカフェ」の場所は、西鉄久留米駅そばの昭和通り沿い

 

今回ご紹介する「ルスカフェ」の場所は福岡県久留米市。

最寄駅の「西鉄久留米駅」の西出口を出て、国道209号線(千歳通り)の横断歩道を渡り直進。やがて現れる「通町八丁目交差点」を右折するとすぐ右手にあります。

ここまでの所要時間はわずか徒歩約5分とアクセスも良し!

 

 

まるでお店を覆い尽くすかのように草木が絡みついた外観。一見すると何のお店か分かりません。

 

 

草木の隙間からわずかに電飾看板が見えています。

 

 

こちらがルスカフェの外観。手作り感のあるドアが素敵です。

 

 

ドア横にある「ルス」表札。さて、ワクワクしつつ入店です!

 

オーナーのセンスがぎゅっと詰まった味のある店内空間

 

ウッドのフロアにはレトロで個性的な様々な家具が点在。まさにオーナーのセンスがぎゅっと詰まったような空間に仕上がっています。

 

 

昭和通りに面した窓際のカウンター席。店内の中央には巨大なドライフラワーが吊り下げられており、まるでお店の中に大きな木が生えているかのような印象です。

 

 

入り口のドア横にはおひとり様専用席も完備されています。

 

 

こちらは窓際カウンターのそばにある2人掛けのソファー席。小ぶりな店内ながら、他のお客さんと目線が合わないよう絶妙にレイアウトされています。

 

 

日本が誇る家具メーカー「カリモク家具」の名作「Kチェア」。2000年代のカフェブーム当時、多くのカフェがこの椅子を採用していました。

 

 

2席だけの小さな小さなカウンター席。その奥のキッチンではオーナーの光安さんがせっせと調理にいそしまれておられます。

 

 

さらに畳敷きの小上がり席もあるんです!壁掛け時計や茶箪笥も素敵すぎます。

 

至る所に昭和を感じるアイテムが点在

 

レジまわりはこんな感じ。でっかい「太陽の塔」のオブジェが鎮座しています。

 

 

年季の入った本棚にはカフェ好きさんたちの愛読書「BRUTUS」がズラリ。

 

 

レトロさ満点なダイヤモンド毛糸の電飾看板。

 

 

昭和の暖房器具と言えば、やっぱりこの石油ストーブ!

上にやかんを置いておくと、湯気で湿度が保たれる上、お湯も沸かせるという一石二鳥な使い方ができるという今となっては優れものな一台なのです。

 

 

こちらも昭和時代のスタンダードだった壁掛け式の扇風機。

 

 

カウンターの上には昔懐かしい「オリムピック釣具」のショーケースが!

かつては釣具のリールなどを展示していたものですが、ルスカフェではカップボードとして活用されています。

 

お店を通じて「自分の好きなもの」を表現

 

オーナーの光安浩二さん。シャイなので撮影の際には帽子+メガネ+マスク姿の完全防備(笑)実は山登りや釣りなどのアウトドア好きという一面もお持ちです。

 

この店を一人で切り盛りするオーナーの光安浩二さんは地元・久留米市のご出身。

そんな光安さんが喫茶店に触れるきっかけになったのが、かつて友達のご両親が営んでいた「喫茶マキ」との出会い。マスターである友達のお父さんがとてもカッコ良くて、「いつかこんなカッコ良い喫茶店のマスターになりたい」「自分のお店を持ちたい」というほのかな夢を抱くようになったんだそうです。

 

それから月日は流れ、地元の高校を卒業後は専門学校を経て、一般企業に就職。サラリーマンとして勤務されていました。

やがて90年代後半に空前の「東京カフェブーム」が到来。そのブームは福岡にも押し寄せて2000年代に入ると福岡市内を中心に様々な個性派カフェが出現。光安さんもカフェ巡りを楽しむようになりました。

 

そのうち、「自分のお店を持ちたい」というかつての夢を実現すべく、一念発起して28歳で会社を退職し、飲食業界に転身。カフェ・ケーキ店・レストランなどに勤務し、様々な調理スキルを身につけられました。

 

やがて2012年8月、自分の好きなものをぎゅっと詰め込んだ「ルスカフェ」をオープン。それから今年で13年目に入られます。

 

ちなみに店名の由来を尋ねたところ、光安さんの苗字の「光」はスペイン語で「Luz」なので、その綴りを少しいじって「Lus」にしたんだそうですよ。

 

 

フード・ドリンク・スイーツまで、メニューは全て自家製にこだわる

 

それではメニューをチェックしてみましょう。

11:30〜14:30はランチタイム。カレーや焼きカレー、オムカレー、パスタやホットサンドイッチといった美味しそうな名前が並びます。

 

 

自家製ケーキやフレンチトーストなどのスイーツにドリンク、アルコールまで豊富に揃っています。

 

 

ケーキはその都度変わるので、店内の黒板をチェックしてみてくださいね。

 

 

今回はランチメニューの一番人気「カレーライス」をオーダーしてみました。お値段はサラダ付きで900円。レトロなお皿もかわいいですよね。

なお、プラス200円でセットドリンクもオプションできます。

 

 

焼き野菜がたっぷりトッピングされたカレー。別添えのサラダもボリュームがあるので、しっかり野菜が摂取できるのもうれしいところ。

カレーはひと口目は「ちょっと甘めの普通のカレーっぽいな」という印象ですが、徐々に食べ進むうちにじんわりスパイスが効いてくるので、後半は辛さもしっかり楽しめます。

 

 

14:00からオーダーできる「バケットのフレンチトースト」はドリンクセットで1,050円。

表面はカリッと、中はもっちりの食感は絶品!添えられたアイスクリームを絡めて食べると美味しさも倍増なのです。

 

 

最近は久留米エリアにもいわゆる「スタイリッシュなおしゃれカフェ」が続々とオープンしていますが、このルスカフェはそんな今時のおしゃれカフェとは一線を画し、レトロアイテムに囲まれた空間とオーナーの光安さんのふんわりとした人柄も相まって、肩の力を抜いて寛げるのが魅力なのです。

 

筆者もイチオシのルスカフェ。昭和レトロなアイテムが好きな方や、40代以上で「懐かしいあの頃の昭和」に触れてみたいという方、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか?

 

 

ルスカフェ

住所:福岡県久留米市通東町3-2

TEL:080-8560-8823

営業時間:平日 11:30〜19:00/土曜 11:30〜23:00/日曜 11:30〜17:00

定休日:不定休

喫煙:NG

Instagram:https://www.instagram.com/luscafe/

 

 

 

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