神戸・ポートアイランドの市民広場の隠れたシンボル!?「時を告げるモニュメント」 神戸市
神戸の空の玄関口・神戸空港を備える人工島『ポートアイランド(略称:ポーアイ)』(神戸市中央区)は、最先端分野の研究施設が集まる一大開発拠点であり、動物園や科学館といったレジャー施設もそろう多彩なエリア。
そんなポーアイの中心部に位置する『市民広場』に、国際都市・神戸らしさを感じる素敵なモニュメントが存在することをご存知でしょうか?
その名前は「時を告げるモニュメント」。広場の片隅に静かにそびえ立っている、高さ約20mの時計塔のような建造物です。上部に大きさの異なる3つの鐘が設置されており、1時間に1度の間隔で鐘を鳴らして、広場に集う人々に“時を告げます”。
足元に設置された説明版を読む限り、こちらのモニュメントは、神戸市と『姉妹都市』や『姉妹港』提携を結んでいる世界の6都市(シアトル・ロッテルダム・天津・リオデジャネイロ・マルセイユ・リガ)との友好を記念して建造されたようです。
シアトル市(アメリカ)とリオデジャネイロ市(ブラジル)は知っていましたが、ほかにもこれだけ多くの都市と姉妹都市関係にあるとは知りませんでした。
※モニュメントが設置されたのは昭和57年(1982年)のため、それ以降に提携を結んだ都市は含まれていません。
訪れた時はまもなく鐘が鳴るタイミングだったので、時を告げる瞬間に立ち会うことに。
「カラ~ン、カラ~ン」と規則正しく鳴り響く音色はなんとも荘厳で、想像以上に大きな音でした。普段から協会に足を運ぶようなタイプではありませんが、鐘の音を聴くとなんとなく身が引き締まります。
ちなみに、このモニュメントには「鐘が鳴る」以外にも仕掛けが。下部に不思議な箱?のようなものが設置されており、時を告げる鐘が鳴り終わると…。
箱が「パッカーン」と御開帳し、音楽とともに「からくり人形」が登場!
人形たちは、先ほど紹介した姉妹都市や姉妹港の民族衣装を身にまとっており、その地域を代表する民謡・音楽のメロディーに合わせてコミカルに踊る姿が鑑賞できます。
市民広場を訪れて時を告げる瞬間に立ち会えた時はぜひモニュメントに近づいて、異国文化が入り混じった港町・神戸らしさに溢れた粋な演出を楽しんでください♪
広場へのアクセスはポートライナーが便利。三宮駅から市民広場前駅まで10分で、名前の通り、駅を出たらすぐそこに広場があります。
場所
市民広場 時を告げるモニュメント
(神戸市中央区港島中町6丁目)
鐘が鳴るタイミング
9:00~17:00の毎時00分
神戸市が「姉妹都市・友好都市」等を提携している都市
【姉妹都市・友好都市】
①シアトル(アメリカ)→1957年10月21日提携
②マルセイユ(フランス)→1961年7月2日提携
③リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)→1967年5月19日提携
④天津(中国)→1973年6月24日提携
⑤リガ(ラトビア共和国)→1974年6月18日提携
⑥ブリスベン(オーストラリア)→1985年7月16日提携
⑦バルセロナ(スペイン)→1993年4月6日提携締結
⑧仁川(韓国)→2010年4月6日提携
【親善協力都市】
①フィラデルフィア(アメリカ)→1986年10月17日提携
②大邱(韓国)→2010年7月23日提携
【姉妹港・友好港】
①シアトル港→1967年提携
②ロッテルダム港→1967年提携
③天津港→1980年提携