入札の落札者誤りなど事務ミス続発で中川幹太上越市長が市議会で謝罪
新潟県上越市の中川幹太市長は2025年3月17日、市議会本会議で、入札の落札業者誤りや消防団員の源泉徴収票の誤記載など相次ぐ事務のミスについて、「関係者に多大なるご迷惑をおかけしたことを心からおわび申し上げる」と謝罪した。
《画像:相次ぐ事務ミスについて市議会本会議で謝罪する中川市長》
同市では本年度の総合評価方式を採用した入札4件で一部の評価点に誤りがあり、このうち1件は本来落札できた業者が落札できず、工事と代金の支払いを終えていたほか、約3400人の消防団員に誤記載のある源泉徴収票を2年にわたって送付し、住民税や所得税が過徴収となった団員がいることが12日、明らかになった。また市議会で審議中の新年度予算案の資料にも、例年になく多数の間違いがあった。
いずれもここ1年で起きていることから、議員からは中川市長のガバナンスを問う声も上がっていた。
中川市長は「事態を重く受け止め、改めて全ての事務の点検を徹底するよう指示した」とし、「適正な事務執行の徹底と共に再発防止に取り組み、市民の皆様の信頼回復に努めていく」と述べ、理解を求めた。