山頂の夕焼けが魅了、御在所ロープウエイが10月14日までサンセット運転
三重県菰野町の御在所岳山頂で10月13日、きれいな夕焼けが見られ、訪れた人を魅了した。空気が澄んでいくこの時期に夕景を楽しんでもらおうと、御在所ロープウエイは14日までの3日間限りで運行時間を延長する「サンセット運転」をしている。何年かぶりの晴天に恵まれたこの連休、14日も天気はよさそうだ。
晴天で日中から登山や観光に訪れた人は多かったが、夕焼けを楽しみに山頂へ向かう人も多く、午後4時ごろのロープウェー乗り場でも多めの列ができた。山頂の広場や滋賀県の琵琶湖方面を望む「望湖台」には、日没の40分近く前から親子やカップル、友人のグループなど多くの人がカメラを手に待っていた。
望湖台では西方を見渡す岩場に70人余が集まった。日没を待つ間に、登山客が「みんなでヤッホーと叫ぼう」と提案。多くの人がこれに応えて声をあげ、こだまを聞き逃すまいと耳を澄ました。やがて、太陽が傾き、雲の間に沈みかけると、空の赤が広がり、人々が影絵のように見えるようになった。
御在所岳山頂で夕焼けを楽しむ人たちは影絵のように
通常のロープウェーの運転は、上り最終が午後5時だが、14日までは午後5時半に、下りは午後5時20分が午後6時半になる。山頂までの観光リフトは通常は午後4時40分までだが午後5時20分に。ロープウェー駅に戻る下りは通常午後5時が午後5時40分になる。
夕焼けを見た帰り路は暗くなるが、13日はロープウェーから見る四日市市など伊勢湾方面の夜景も美しく輝いていた。12月21日から25日のクリスマスナイター運転では、もっと空気が澄み、キラキラした景色になるそうだ。
御在所岳山頂から見えた伊勢湾方面の夜景