【神戸】「VEGAN CAFE喜雨(きう)」移転オープン!古民家で味わう体思いのヴィーガンランチ
以前は北野で親しまれ、2025年8月1日に移転し、今は神戸市西区に佇む「VEGAN CAFE 喜雨(きう)」。有機野菜をふんだんに使い、添加物に頼らず丁寧に仕上げた料理やスイーツは、地元の人にも遠方のファンにも愛されています。自然に囲まれたこの場所を訪れてみてはいかが?
・ 「VEGAN CAFE 喜雨(きう)」
JR大久保駅からバスで約20分、第二神明道路大久保ICから車で約7分。田園風景が広がる場所に佇むのが「VEGAN CAFE 喜雨(きう)」です。もともとは神戸・北野にありましたが、2025年8月にオーナーの実家の一角をリノベーションし、西区へ移転オープンしました。
店名の「喜雨」は、連歌や俳句で“日照りの後に降る恵みの雨”を意味します。その名前のとおり、「訪れる人にほっとするひとときを届けたい」という思いが込められています。
移転後は近所の人はもちろん、食にこだわりを持つ人や、健康を意識して来店する人など幅広いお客さんが訪れるようになったそう。遠方から電車とタクシーを乗り継いで足を運ぶ常連さんも少なくありません。
入口には存在感のある木製サッシが並び、和やかな雰囲気で出迎えてくれます。実はこの扉、もともと和室にあった障子を再利用したもの。障子紙をガラスに変えるなど、大工さんと相談しながら工夫を重ね、古き良きものを愛するオーナーの思いが生かされています。
店内はガレージを改装したソファ・テーブル席と、元の和室を生かした座敷スペースの2つのエリアに分かれています。家具も北野時代や自宅で使っていたものを再利用し、どこか懐かしく落ち着ける空間に。
特に座敷は「実家に帰ってきたようにくつろげる」と好評で、思わず長居してしまう人が多いそうです。将来的には屋外にも席を整備し、ワンちゃん連れでも気軽に来られるお店にしたいとのこと。オーナーの人柄がそのまま表れた、優しさあふれるカフェです。
・ 心も体も満たす、喜雨の優しいランチタイム
『喜雨ごはん』1,650円
一番人気は『喜雨ごはん』。近所の人も気軽に通えるようにと北野にあったころより価格が抑えられました。“自分が食べたいものを”との思いから生まれたランチは、動物性食品や小麦粉を使わず、地産地消にもこだわり、老若男女だれもが安心して楽しめる内容に。季節の野菜を取り入れたメニューは毎回新しい発見があります。
有機野菜をふんだんに使い、ドレッシングやマヨネーズもすべて手作り。取材日はニンジンとビーツが使われた優しい甘さのドレッシング。生野菜の味を品よく引き立てます。どれも作り置きせず、当日の仕込み分だけを丁寧に仕上げられています。
取材日のメインは「大豆の和風ハンバーグ」。 ゴロッとした大豆の食感が楽しく、ヘルシーながらもクセになる味わいでした。
さらに、豆腐に添えられたなめたけもオーナーの手作り。有機認証を受けたオーガニック調味料を使い、豆腐の大豆の味に濃厚な醤油のコクが加わることで、定食全体の味のバランスを整えていました。
また、小鉢の器にも注目です。オーナーが少しずつ集めてきたお気に入りの器が使われ、食卓を彩ります。この日は「きゅうりとメロンの漬物」がかわいらしいタヌキの小鉢に盛られ、思わず笑顔に。目で楽しませてくれるのもこの店ならではです。
ご飯は無農薬玄米か白米から選べ、9割以上のお客様が玄米を選ぶのだとか。
ランチは『喜雨ごはん』のほか、『スパイスカレーとお野菜プレート』(1,980円)や『本日のスパイスカレー(サラダ付き)』(1,540円)もラインアップ。特にカレーは男性に人気が高く、夫婦やカップルでの来店も多いそうです。
・ 素材にこだわった、親子で楽しむ『おこさまごはん』
『おこさまごはん』990円 ※小学生以下限定
小学生以下を対象にした『おこさまごはん』も子連れ客に人気です。スープにご飯、サラダ、数種類の副菜が少しずつ盛り込まれ、大人用の『喜雨ごはん』をそのまま小さくしたようなかわいらしいセット。
どの料理も優しい味つけに仕上げられているので、小さな子どもにも好評なんだそう。副菜は季節ごとに変わり、この日は子どもも大好きなコーンクリームが和えられた米麺や豆腐などが添えられていました。
外食はしたいけれど添加物が気になるという人のために同店では調味料から丁寧に選ばれているため、子育て中の人にとってもうれしい存在。“子どもにも添加物を気にせず食べさせられる”とリピーターが増えているのも納得です。
座敷
◯
キッズメニュー
◯
おむつ替え台
×
個室
◯
離乳食持ち込み
◯
ベビーカー入店
×
キッズスペース
×
子ども用食器
◯
喫煙
×
授乳スペース
×
子ども用イス
×
・ 体に優しく、心も満たすヴィーガンスイーツ&ドリンク
入口のショーケースには、思わず足を止めてしまうかわいらしいスイーツがずらり。ケーキ、タルト、マフィンなどすべてがヴィーガン&グルテンフリー。小麦粉・卵・乳製品・白砂糖を使わずに作られているため、アレルギーを持つ人や健康志向の人にもおすすめです。
『いちじくのタルト』650円 ※9~10月ごろ限定 +『ちいさなデザートプレート』440円
スイーツの価格に440円をプラスすると、好きなケーキやマフィンに、豆乳アイス、季節のフルーツ、そして米粉クッキーが付く『ちいさなデザートプレート』にグレードアップ。クマの形をしたクッキーが子どもにも大人にも好評で、見た目のかわいらしさに思わず写真を撮りたくなるほど。
取材日には旬のイチジクを贅沢に使った秋限定のタルトが登場し、みずみずしい果実の甘みとサクッと香ばしいタルト生地の組み合わせが絶品でした。
『オーガニック抹茶ラテ』800円
ドリンクもオーガニックにこだわり、コーヒーや紅茶はもちろん、女性にもうれしいカフェインレスコーヒーやハーブティも充実。特に『オーガニック抹茶ラテ』は、ふんわり泡立つ優しい口当たりで、スイーツと合わせて味わうのがおすすめです。
・ 帰り道もワクワク♪自家製のお持ち帰りスイーツ&食材
『もちもち米粉マフィン(コーヒー)』(1個)500円
“せっかく来たからお家でも食べたい”と思わせるのが喜雨のスイーツ。ショーケースのケーキやマフィンはテイクアウトが可能で、帰りにまとめ買いしていくお客さんも多いのだとか。
さらに店内の一角には、有機調味料やグルテンフリーのお菓子材料、オーガニックの飲み物なども販売。スーパーではあまり見かけないアイテムがそろい、ワクワクしながら手に取ってしまいます。
自宅で食材を取り入れたい人や、ヴィーガンの食生活を始めてみたい人にとっては、日常の食卓を少しずつ変えるきっかけにもなりそう。お土産として家族や友人に喜ばれるのもうれしいポイントです。
「喜雨」は、食材へのこだわり、心を込めた手仕事、そして訪れる人への優しさ…すべてが形になった場所。ランチで味わう優しい一皿や季節ごとに変わるスイーツ、テイクアウトで持ち帰れる小さな幸せ、そしてなによりも店内を包み込む温かな空気とオーナーの思いが、訪れるすべての人の心を満たします。今日のランチ、週末のひととき、自宅でのくつろぎ時間にも。「喜雨」で過ごす時間は、あなたの日常にそっと寄り添う特別な時間になるでしょう。
■詳細情報
■DATA
VEGAN CAFE喜雨(きう)
所在地
兵庫県神戸市西区岩岡町野中1161-1
電話番号
090-6255-5807
営業時間
11:00〜17:00(L.O.16:00)