ジュビロ磐田、いわきFCに2-0で勝利。今季2度目の3連勝達成。試合後、ハッチンソン監督のコメント
ジュビロ磐田は5月17日、ホームでいわきFCを2-0で下し、今季2度目の3連勝を達成しました。ジョン・ハッチンソン監督は、約2カ月ぶりに出場した元日本代表GK川島永嗣選手らを高く評価しました。
一問一答
-試合の総括を。
これまでの中で最高のパフォーマンスだったかというと、そうではないと思います。というのも、試合を完璧にはコントロールできなかったところと、自分たちで難しくしてしまったなという印象があります。しかし、しっかりとチームの原則に立ち返って、ユニットとして、チームとして戦うことができたからこそクリーンシートに繋がったと思いますし、2点ともいいゴールでした。選手たちには合格点をあげたいです。
まだまだパフォーマンスが良くなるというふうに思っています。
ただそれは日々の練習の中でいかに我々コーチングスタッフが伝えていくかなので、しっかりと振り返って、何を改善しなければいけないかを精査してやっていきたいです。
-後半途中に佐藤凌我選手、中村駿選手を入れた直後に2点目が入りました。
大毅(金子選手)も素晴らしい仕事をしていましたし、また昂志郎(角選手)も良かったと思います。ただこういう試合において昂志郎の良さが出しづらいのかなと思っていて、あまりチームとしてコントロールできなかった。コントロールできればより相手が嫌がるところに入っていけると思います。
大毅もだいぶハードワークしていたんですけど、2人を入れることでコントロールできないかなというふうに思いました。凌我も、どんなときでもペナルティーエリアに入っていくためのハードワークをしているので良いゴールだったかなと思います。
-監督がチームのパフォーマンスに納得がいっていない部分は、もう少し繋げる局面があるのに、ロングボールを選んでしまうような判断が少し多かったということですか。
まず明確にしておくこととして、ボールを保持したときに、よりゲームをコントロールしなければいけない。パフォーマンスに関しても、いつも完璧ではないというところも分かっています。
ただ選手もどうやったらこれが解決できるかという、解決の糸口を探しているように見えたので、そこは本当にいいチームになってきたと思っています。守備のところに関しても、しっかりとボールの後ろに入って、いい形からプレスをかけるというところで、非常にいいものが見えたなと思います。ただそのボールを持ったときの判断、相手の裏であったりとか、中をいつ使うのかというところ。そこが少し良くなかったです。もう少し中に行けたんじゃないかと思います。
もちろん毎試合完璧にやりたいですが、当然相手がいるものなので、なかなか難しい。やりたいようにはできなかったですが、選手も工夫してしっかりと戦っているように見えたので、クリーンシートで、ホームで勝ててよかったかなと思います。
-三浦龍輝選手のけがの状態と、川島永嗣選手の評価は。
三浦龍輝に関しては先ほど松葉杖をついていたので、どういった状況かは分かりません。メディカルと話してないので、詳しいところは分かりません。
永嗣に関しては、まず彼の人間性について触れたいと思います。ここしばらく非常に苦しい状況が続いていたと思います。ただ、その中でも本当に素晴らしいリーダーで、しっかりと練習して手を抜くことなく、選手ともコミュニケーションを取っていました。まさに、経験ある選手に求めていることを体現してくれています。
トレーニングでやれていたからこその今日のパフォーマンスだったと思うので、非常に満足しています。彼は、ジュビロの若手にとっていい模範を示してくれていると思います。