令和の米騒動を予言していた映画『ごはん』は『侍タイムスリッパー』で〝時の人〟になった安田淳一監督作品!8月22日(金)から3作品が一挙公開される!
『侍タイムスリッパ―』で日本アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞を受賞した安田淳一監督の前作『ごはん』がBlu-ray&DVD発売されることを機に、『侍タイムスリッパ―』『ごはん』『拳銃と目玉焼』の全3作品が一挙公開されることになった。下記の劇場では安田監督ほか出演者の舞台挨拶もある。
映画『ごはん』は、安田監督が4年の歳月をかけて、知られざる米農家の現実と美しき田園風景を描いた作品。近年、米の価格が高騰し、国民生活に大きな影響を与えているが、日本の食の根幹を支える「米作り」の現状を多くの人は知らない。高齢化や後継者不足、採算が合わないという厳しい現実だ。令和の〝米騒動〟になるはるか前に安田監督が問題提起していた『ごはん』は2017年に公開されている。主演は『侍タイムスリッパ―』でヒロイン山本優子役を演じた、沙倉ゆうの。
『拳銃と目玉焼』は、2014年10月より順次公開された作品。中年新聞配達員の主人公は、行きつけの喫茶店で目玉焼を焼いてくれる女性ユキに好意を持っていた。ある日おやじ狩りをする不良少年から、おやじを救出したことで、ユキに正義の味方と褒められ、主人公は次第に「ヒーロー」になっていく。こちらもヒロインは沙倉ゆうの。
上映に先駆けて、日本外国特派員協会で行われた記者会見で、安田監督からの発言をご紹介すると……。
「日本の米作りは、ずっと国の政策に振り回されてきました。その結果、今の状況があるので、これは農家の自助努力ではどうにもならない。このままでは、日本の農家はやっていけない。本作『ごはん』でも描きましたが、日本の米農家の年収は10,000円と言われています。私自身も1.5ヘクタールほど米を作っていますが、うちでも年間数十万円の赤字です。これが、日本の主食を担っている現場の状況です。それでも祖先がやってきた、自分たちが作らないと日本のお米は守れないという信念で、日々戦っています」
日本の農業が抱える問題を浮き彫りにしたドキュメンタリー要素も兼ね、今、私たちが知らなければいけない問題であることは間違いない。
下記の劇場で全3作品を鑑賞すると、オリジナル缶バッチが進呈される。
8/22(金)~8/28(木) MORC(モーク)阿佐ヶ谷【8/23(土) 安田監督・沙倉ゆうの 舞台挨拶予定】
8/23(土)~8/29(金) 横浜シネマ・ジャック&ベティ【8/23(土)監督・主演 舞台挨拶予定】
8/29(金)~9/4(木) キネカ大森【8/29(土)監督・主演 舞台挨拶予定】
また、『ごはん』Blu-ray発売記念として、先行予約300名に安田監督手作りの新米300gのプレゼントがある。(8/22よりAmazonにて受付)
お問い合わせ:株式会社ベンテンエンタテインメント
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