ウィゴーが連結になったオンワードHDが通期での最終利益を上方修正
オンワードホールディングス(以下、オンワードHD)は1月9日、2025年2月期の第3四半期決算を発表した。累計での売上高は1499億4000万円(前年同期比6.1%増)、営業利益は85億6000万円(同11.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は57億8000万円(同0.6%増)だった。
国内事業は、中核事業会社のオンワード樫山が全国的に導入しているクリック&トライの利用が拡大したことで売上高が増加した。クリック&トライは、オンワード樫山の公式オンラインストア「オンワードクローゼット(ONWARD CROSSET)」に掲載されている商品を店頭に取り寄せて試着できるサービスだ。
基幹ブランドの「23区」や「自由区」が好調で、特に新規ブランドの「アンフィーロ(UNFILO)」は前年同期比で87.2%増と好調を維持している。また、10月からアパレルブランド「ウィゴー(WEGO)」を運営するウィゴーが連結となっており、10〜11月の2カ月間の売上高は54億円、営業利益は2億円だった。
オンワードHDは同日、2025年2月期の通期業績予想の修正を発表した。売上高と営業利益に修正はなく、売上高2100億円(前年比10.7%増)、営業利益125億円(同11.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は85億円(修正前は82億5000万円、同28.6%増)としている。