かすみ草とステラ［ニューイヤーだよ！六本木アイドルフェスティバル ライブレポート］青春の煌めきがほとばしるような熱さを解き放ったステージ
テレビ朝日が主催するアイドルイベント＜ニューイヤーだよ！六本木アイドルフェスティバル＞が、1月4日（土）にEX THEATER ROPPONGIで開催された。
同イベントは、毎年夏に行なわれているアイドルイベント＜六本木アイドルフェスティバル＞の番外編。2023年1月に誕生し、好評につき2024年に続いて、今年も実施されることとなった。
今回は、オープニングアクトを含む全24組の個性豊かなアイドルが登場し、楽しく、華やかなパフォーマンスで新年の六本木を彩った。本記事では、かすみ草とステラのライブレポートをお届けする。
取材＆文：竹内伸一
撮影：河邉有実莉
暗転中、静かにステージに登場したかすみ草とステラは、「正夢の少女」をしっとりと歌い出してライブをスタート。テンポが上がると“最後まで盛り上がっていきましょう！”と声を上げ、一転、きびきびと歌い踊る。途中、“一緒に声出すよ～！”“一緒に手を挙げて！”などと会場を煽り、会場から“ハイハイハイ！”のコールと、振り付けに合わせたダンスを引き出すと、彼女たちの動きも大きくなっていった。
4つ打ちの性急なビートを持つ「大青春はじめます！」では、きびきびとした動きに弾むような躍動感が加わり、見応えのあるパフォーマンスをくり広げる。やはり“みんなで声出すよ～！”と煽り、大コールを誘発すると、声を合わせてそれに負けないくらいの力強い歌を会場に響かせる。一心不乱に歌い上げるメンバーの姿がさらに会場を感化し、さらなるコールを呼び起こしていた。
かすみ草とステラの熱唱に大きな拍手と大歓声が巻き起こるが、彼女たちは止まらず突き進んでいく。これまたテンポの速い「咲き誇れ！わたし、」をつなげ、やはり熱い歌声を聴かせた。落ちサビで優雅さを醸すようなパフォーマンスで一瞬雰囲気を変えてみせたが、エンディングに向けてその歌声もパフォーマンスも徐々に力強さを増していく。最後は“全員、手を挙げて！”の声とともに会場中が手を掲げて、一緒に歌い踊った。
やはり間髪入れずにラストの「青より青く」へ。“六本木アイドルフェスティバルに出演できて嬉しいです！ 最後も盛り上がっていきましょう！”と思いの丈を吐露すると、またまた大きなコールが生まれ、その声を受けながら、熱く叫ぶように歌い上げる。ここでも落ちサビでしっとりとした雰囲気を作ったが、それは最後に爆発するための前振りに過ぎず、エンディングではステージに一列になり、観客に訴えかけるように大熱唱。最後は渾身の力を込めて《きっと一生忘れない青だ》と叫ぶように歌い上げた。
この日は9人での出演となったが、ステージを広く使いつつ、小気味よくパフォーマンスをくり広げていく姿が印象的だった。さらに、感情のこもった歌声が重なるシーンは感動的。彼女たちのコンセプト“儚く甘酸っぱい青春を届ける”を体現する、まさに青春の煌めきがほとばしるような熱さを感じさせるステージだった。
かすみ草とステラ＜ニューイヤーだよ！六本木アイドルフェスティバル＞
2025年1月4日（土）
EX THEATER ROPPONGI
正夢の少女
大青春はじめます！
咲き誇れ！わたし、
青より青く
MC
