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「みどりの愛護」大臣表彰 「桜台花グループ」が受賞 公園花壇手入れ30年

タウンニュース

花壇とメンバーら

東永谷桜台公園で30年以上花壇の手入れを行うボランティア「桜台花グループ」がこのほど、第36回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰の受賞者に決定した。ほか市内3団体も受賞したが港南区、栄区からは唯一。

これは緑を守り育てる国民運動をさらに積極的に推進することを目的として、花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間団体を表彰するもの。今年は全国94団体、横浜市からは4団体が受賞した。

同グループは1993年に地元有志により公園外周などにプランターを置く活動を開始。1995年頃より芝生部分に草が生い茂るようになったため、当時の公園管理者であった南部公園緑地事務所に掛け合い、花壇の設置と手入れを始めた。以降、週1回園内8カ所の花壇で草取りや花苗の植え替えなどの作業にあたっている。

桜台自治会の永江高志会長は花壇を「街の誇り」と評価。1999年には「花と緑の街並コンテスト」で横浜市長賞を受賞した。

自主性で楽しく

現在のメンバーは女性6人。そこに男性ボランティアが加わることもある。活動当初から参加し現在グループ代表を務める一ノ瀬きみ代さんによると「参加は自由。何をするかも決めていない」という。どこをどのように作業するかは個人の判断。また、真夏には毎日水やりが必要だが、活動日でなくても散歩に来たメンバーが水を撒くなど自主性に任せた運営方針だ。

そのためか、メンバーは負担に感じることが少なく、口を揃えて「毎週の楽しみ」と笑顔で話す。一ノ瀬さんも「(作業をすると)その場で綺麗になったことが分かるので嬉しい」とやりがいを感じているという。受賞については「評価して頂き、励みになる」と喜びを語った。

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