地域によって意味が違う面白い方言ランキング
今回はウェブアンケートにて総勢9,649名に調査した<地域によって意味が違う面白い方言ランキング>を発表します。方言の意味が気になる方はさっそくランキングをチェック!
※記事中の人物・製品・サービスに関する情報等は、記事掲載当時のものです。
【地域によって意味が違う面白い方言ランキング】
第1位 じゃんぼ/髪の毛(青森など)、葬式(茨城、栃木など)(1,189票)
第2位 ほっこりする/疲れる、うんざりする(滋賀、福井など)(1,144票)
第3位 しね/かたい(青森など)、嚙み切れない(秋田など)、しなさい(岡山など)(928票)
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,649名/調査日:2024年10月31日
文明開化と楽器が方言の起源!1位は「じゃんぼ」/「髪の毛」(青森など)、「葬式」(茨城、栃木など)!
<投票者のコメント>
「まさか想像がつかんわ。西日本の方言なら大抵わかるんやけどね…」
「髪の毛が『じゃんぼ』だなんて、考えたこともなかった」
「語源はどこから…絶対わからないです」
「じゃんぼ」は通常「巨大」という意味で知られていますね。青森県などで「髪の毛」という意味で使われているのは、明治時代の散髪脱刀令がもとになっています。ちょんまげを切った髪型を「散切り頭」、さらにそこから坊主頭にしたものを「散切り坊主」といい、それが変化して方言の「じゃんぼ」になったという説が。そして茨城県などで「葬式」の意味で使われているのは、お坊さんが鳴らす楽器の音が「じゃんぼ」と聞こえたことが由来といわれています!
意味が正反対に!2位は「ほっこりする」/「疲れる」、「うんざりする」(滋賀、福井など)!
<投票者のコメント>
「言われても絶対ん?ってなっちゃうね」
「ほっこりする。心が温まるという意味で使っているのですが、滋賀や福井では、疲れる、うんざりするという意味なのですね。方言はおもしろい」
「変な言い方になるかしれないけど、『ほっこりする』という言葉をネガティブな意味で使っている地域があるのには驚かされましたね」
「あたたかくて癒やされる」といった意味で使われる「ほっこりする」という言葉。しかし、滋賀県や福井県で、学生が「テストでほっこりした~」「体育でマラソンがあってほっこり」と言っていたら、ちょっと違和感を覚えますよね。実は滋賀県や福井県などではその正反対ともいえる、「疲れる」、「うんざりする」といった意味の方言として使われています!
しねにぐラーメン食べてみたい!3位は「しね」/「かたい」(青森など)、「嚙み切れない」(秋田など)、「しなさい」(岡山など)!
<投票者のコメント>
「言われたら驚きそう」
「地方によってこんなにも違うなんてびっくり」
「標準語の人の前では勘弁してね」
街中で「しね」と聞くとドキッとしてしまいますね。しかし全く違う意味で方言として使っている地域もあります。例えば、青森県などではイカや肉などの嚙み切りにくい「かたい」ものに対して「しねじゃ(かたいなぁ)」といった使い方をします。似たような感じで秋田県などでは肉などが「嚙み切れない」という意味で使っていて、歯ごたえのある親鶏を使った「しね肉(にぐ)ラーメン」などもあります。さらに岡山県などでは「しなさい」という意味になり、「早(はよ)うしねえ」は「早くしなさい」という意味になるので注意が必要です!