【食べ放題レビュー】予約必須!ホテルクオリティの焼きたてパン&極上サラダビュッフェで1,500円の超良店
SNSで話題のランチビュッフェがある。「KOKO HOTEL Premier 日本橋浜町」1階にある「レストラン ル ボヌール」のランチビュッフェだ。
【画像】これは行くべき至福のパン食べ放題!大人気ランチビュッフェに潜入
併設する「ブーランジェリー ル サンク」で焼いたパンに加え、スープとサラダが食べ放題。これで1,500円(税込)。
はっきりいってかなり破格だと思う。人気の秘密を探るため、実食することに。
ランチビュッフェがスタートする11時30分に入店。入った瞬間、ワクワクした。
高い天井と、白と黒を基調にした、シックで落ち着いた内観。まるでヨーロッパのホテルのような空間に息をのんだ。
ランチビュッフェの制限時間は90分。つまり、日本にいることを忘れさせてくれる、非日常的な空間で90分間食事ができるというだけで嬉しくなった。
素敵な空間でランチビュッフェをいただきました
とはいえ、「花より団子」とおっしゃる方も多いはず。団子じゃなくて、パンとスープとサラダをいただくことにする。
まずはスープから。クラムチャウダーとコンソメスープとコーンポタージュが、それぞれ鍋に用意されていた。
パンこそベーカリーで焼いているにしても、スープはレトルトを温めているだけだったりして。
「毎日3種類のスープをご用意していますが、私たちがホテル内の厨房で作っています」
店長で、シェフでもある岩田孝輝さんは胸を張る。食材の一部こそ既製品を使っているものの、厨房スタッフが調理しているんだって。
「クラムチャウダーは定番で、コンソメスープとポタージュは季節で内容を変えています」
コーンポタージュが濃厚でおいしかった。クラムチャウダーもコンソメスープも具だくさん。
とくにコンソメスープにはびっくり。ホーロー鍋のフタを開けた瞬間、ベーコン、ソーセージ、野菜など、いろいろな食材が眼に飛びこんできた。
【レストラン ル ボヌール】 野菜が瑞々しくて、種類が豊富なのがサラダバーの魅力
サラダが圧巻だった。レタスやニンジン、レッドオニオン、紅芯大根、ベニーナ(赤軸ダイコンのカイワレ)、トウモロコシ、ミックスビーンズなど、瑞々しい野菜が勢揃い。
ドレッシングも3種類。ドレッシングを使わない人のためにEXヴァージンオリーブオイルの用意もあったのが嬉しかった。
焼き立てのパンがたくさん並んでいます
ランチビュッフェの目玉ともいえるパンはどうだろうか。
オープン直後、パンコーナーには、複数のパンが並んでいた。
食パン、バケット、レーズンパン、ミニフランスパン、クロワッサン、小倉デニッシュ、パンオショコラ、チーズデニッシュ、パン・オ・レザンの9種類。
パンが少なくなるとホールスタッフが随時追加するのだが、食べるのに忙しくて、すべてのパンをチェックできず。フードライター失格です。
【レストラン ル ボヌール】 「ブーランジェリー ル サンク」の厨房。女性スタッフがパンを作っていた
岩田店長にお願いして、パンを焼いている「ブーランジェリー ル サンク」の厨房を見せてもらった。
この日は、女性職人が黙々とパンを焼いていた。早朝から宿泊者の朝食用にパンを焼いているそうだ。
朝食の準備が終わったところで、ランチビュッフェ用のパンを焼き始める。つまり、その日の朝焼いたパンを「ル ボヌール」のランチビュッフェで提供しているというわけ。
「ブーランジェリー ル サンク」は、街のベーカリーでもある。「ル サンク」のスタッフによれば、クロワッサンが一番人気なんだそうな。
クロワッサンは、販売用とランチビュッフェ用ではサイズを変えているとのこと。いろいろなパンを味わってもらえるように、ランチビュッフェ用には少し小さめに作っているそうだ。
一番人気のクロワッサンは評判通りのおいしさ
サイズこそ異なるものの、一番人気のクロワッサンはどんな味か。レストランに戻り、パンをいただくことにした。
クロワッサンを齧った瞬間、「サクサク」とおいしそうな音がこだました。焼いてから時間が経っていないこともあるのだろうが、なにもつけず、そのままがおいしかった。
毎日50種類ほど焼いているパンのなかで、一番人気の理由に思わず納得。秀作だと思う。
クロワッサンがおいしいということは、パイ生地系のパンもすべておいしいはず。
実際、小倉デニッシュもパン・オ・ショコラもチーズデニッシュもパン・オ・レザン(レーズンパン)も生地がサクサク。口のなかでパイ生地が砕ける食感はもちろん、音もご馳走だった。
パン・オ・ショコラも甘すぎず、ほどよい甘さが舌に心地よかった。
そのまま食べてもおいしいパンばかりでした
パンのコーナーにはアラジンのトースターが鎮座。リベイクしたほうがよかったのかもしれないけど、パイ生地系のパンはなにもつけずにそのままでも相当おいしかった。
食パンとバケットはトースターで温めて、バターをぬっていただいた。
一巡目を食べ終えた後、二巡目で白くて丸いパン(名前がわからず)をとってきた。素朴で、可愛らしい容貌のこのパンが、想像上においしかった。塩味があり、なにもつけなくても美味でした。
【レストラン ル ボヌール】 左上のパンが塩味がきいていておいしかった
食パンやバゲットは、スープ、たとえばコーンポタージュにひたして食べるともっとおいしかったかも。人目を気にせず、思い思いの食べ方を愉しむべきだったかも。
お腹がふくれたところで周囲を観察。女性の2人客や夫婦、子連れの女性客が多かった。隣にはパン好きと思しき20代の女性2人が座っていた。
全員が静かにパンを中心にしたランチビュッフェを愉しんでいた。
「ル ボヌール」が入っている「KOKO HOTEL Premier日本橋浜町」は、人形町は甘酒横丁の一番奥で、明治座の隣にある。
情緒豊かな甘酒横丁を散策し、小腹をすかしてから「ル ボヌール」のランチビュッフェを愉しむといいかも。ただし、人気店なので予約したほうがベター。
飲み物は別料金。コーヒーは600円。ケーキ付きのセットは1,300円。
【レストラン ル ボヌール)】
住所/東京都中央区日本橋浜町2-30-4 KOKO HOTEL Premier 日本橋浜町 1F
電話/03-6826-2824
営業/11:30~15:00(LO14:30 )、17:00~21:00(LO 20:30 )
定休日/日曜
食べ放題は90分1,500円(税込)。就学時未満は無料
予約は電話か、予約サイトで。
(うまいパン/中島 茂信)