江の島が腐海に沈んだ? 海岸で激写された〝王蟲〟に驚嘆の声「この子を群れに帰さなきゃ」
江ノ島付近の海岸に「王蟲」が出現した......そんな情報が、X上で注目されている。
王蟲と言えば、『風の谷のナウシカ』に登場する生き物。まさか、江ノ島が腐海と化したとでもいうのだろうか?
2025年4月21日に投稿された写真の背景には、確かにシーキャンドルのシルエットが印象的な江の島が写っている。
そして、手前にいるのも間違いなく「王蟲」だ。大きさを見るに、まだ子供かもしれない。
親とはぐれてしまったのだろうか。怒ってはいない様子だが......。
写真を投稿した「江の島イルカ部」(@enoshimadolphin)に詳しい話を聞いた。
「遊び心に火がついた」
江ノ島イルカ部は、神奈川県藤沢市の片瀬西浜海岸、新江ノ島水族館前の浜や近隣で砂像を制作している団体だ。
つまり......あの王蟲も、砂でできたものなのだ。
「イルカ部」という名前の通り、作品のモチーフになるのはイルカが多いが、ウミガメやアザラシ、ダイオウグソクムシなど他の海の生き物のこともあるし、過去にはトトロなんかも登場したこともあるらしい。
「王蟲」もそんな活動のなかで生まれた作品の1つ。取材に応じたメンバーの1人によると、19日の夕方、海岸で大きな砂山を発見。それを仲間の一人が「王蟲に見える」と言ったのがヒントだったという。
「誰が作ったかわからない大きな砂山をメンバーで魔改造しました。 みんなの遊び心に火がついてしまって誰も止める人間がいなかった」(江ノ島イルカ部のメンバー)
波打ち際の海水を含んだ砂だけでこれを作れるというのだから、驚きである。
江の島の海が〝酸の海〟に見えてくる光景には、Xユーザーからはこんな声が寄せられている。
「この子を群れに帰さなきゃ...w」 「一瞬 合成かと思いました すごい。。。」 「これに杭立てたら、めちゃくちゃデカい奴が何千何万と現れますかね?」
なお、その後この王蟲はしばらくその場に佇み、そして「帰っていった」という。