【ガスト】これ全~部で1000円!! 30品から3皿選んでオリジナルセットを作れる「ガストフィットメニュー」がゴージャスすぎる
料理の世界には「量はいらん、いろんなものをちょっとずつ食べたい」というニーズが確実にある。それはアフタヌーンティーかもしれないし、洋食フルコースかもしれないし、京風手まり寿司かもしれない。同時に人は「自分のことは自分で決めたい」という強烈な欲求を持っている。
さっきまでカレーが食べたいと思っていたのに、赤の他人から「あなたはカレーね」と決めつけられるだけで、別の料理が食べたくなってくるものなのだ。
なんと我らがガストで、30種類ものメニューから好きなものを3皿選べる平日限定セットメニューが登場。しかも価格はドリンクバー&スープバー付きで約1000円! 設定ミスってんじゃないかと思うような驚異的なコスパを発揮しているらしい。
・平日限定「ガストフィットメニュー」
メニューの名は「ガストフィット」。何度聞いても「ジャストフィット」に聞こえてしまうのだが、ガストではいま「ちょうどいいを、あなたに」という新しいブランドメッセージを発信している。
30種類から「3つのメニュー」を選び、「ドリンクバー」「日替わりスープバー」がついた合計5品で、税込990円~税込1090円。価格に幅があるのは、地域別価格を導入しているため。地方都市なら1000円以下、23区などの都心でも1000円+ワンコインでおつりがくる。
ラインナップはミニサイズのハンバーグやパスタ、サラダ、デザートなど幅広い。組み合わせは自由なので、デザートだけ3品にしても構わない。+50円など追加料金がかかるものもあるため、その点だけ注意。貧乏性の筆者は「基本料金しばり」で構成してみた。
ネコ型ロボットの軽快な音楽とともに「お食事、楽しんでニャ~」と料理到着! これ全~~~部で約1000円だ!! 最近ではカフェで簡単な軽食を頼んでも1000円するのだから、ちょっと信じられないようなコスパ!
前菜にはスタンダードなサラダではなく、ちょっとひねって「炙り生ハムのカプレーゼ」を選んでみた。
イタリアンレストランのようなオシャレっぷり。レモンをキュッとしぼっていただく。
さすがガスト、バジルソースもモッツァレラもクセがなく、万人に好まれそうな味! 塩気も強すぎず、「炙り」のひと手間を加えてあることで料理感が増している。立派な前菜だ。
前述のとおり、ドリンクバーとスープバーが自動的についてくる。もちろん飲み放題だから、最初に冷たいドリンク、食後にコーヒーなど自由自在だ。
筆者は下戸なので炭酸飲料だけれど、お酒を追加注文して「ちょい飲みセット」を作ってもいいかも。すでに楽しい~~~!
メイン料理には「若鶏スパイス焼」をセレクト。エスニック風味のスパイスが混じり合った奥深い味で、皮までパリッと美味しいヤツ。
ガストのチキン料理はハズレがない。個人的にガストの真髄は、ハンバーグでもピザでもなくチキンだと思っている。
スープ飲んで、生ハム食べて、ジュース飲んで、またチキン食べて……行ったり来たりが最高だ。
ところ狭しと食器が並んでいるのが、目にも華やかだ。あれ、今日って私、誕生日だったっけ……?
なお、ハンバーグにもチキンにもライスなどの主食はついていないので、欲しければ自分でチョイスする必要がある。「十三穀米」や「焼きたて明太トースト」もあるけれど、それで1品ぶん使ってしまうのはもったいないよねぇ……?
折しも現在、ガストは博多の名店「やまや」とコラボ中。パスタのラインナップから「明太クリーム(ハーフ)」にしてみた。
クリーミーなソースのなかで、ピリリとした辛子明太子がアクセントになっている。う~ん、これもコーラが進む! 思わず「くっはぁ」と声が出る。
ハーフサイズだと足りないかな? と思ったがどうしてどうして。すでに肉や前菜を食べているので十分だった。
ただ、ちょっとだけ選択を誤った。クリーム系のパスタは固まりやすいので、今回のようにあちこち寄り道しながら、じっくり時間をかけて食べたいときには不向き。ペペロンチーノとかがよいと思う。
ドリンクバー付きということは、食後のコーヒーも紅茶もカフェラテもお好きなだけどうぞ、ということ。食事の後にもお楽しみが待っている感覚。ついつい長居してしまう。ここは極楽か。
・平日限定10時30分~オーダー可能
どれにしようかな……と組み合わせを考えるのが楽しく、コスパも抜群。料理はいつものガストの味なので間違いがない。惜しむらくは「平日限定」であることだ! そりゃ土日もやったら「みんなこれ頼んじゃうよ」と思うが、仕事などの時間の制約のないときにゆっくり堪能したいメニューだ。
なお、納豆、温泉卵、ソーセージなどのチョイ足しメニューもある。「和風」「洋風」「朝食風」など、オリジナルメニューの考案も面白そうだ。
参考リンク:ガスト
執筆:冨樫さや
Photo:PR TIMES、RocketNews24.